かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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初めて長男が読み聞かせてくれた本/親子の2017年12月読書「月間賞」

年初以降、意外と(?)ここに書くこともありまして、すっかり遅くなってしまいました。
私は該当なし『古風庵回顧録』(若槻礼次郎)『最終戦争論』(石原莞爾)のどちらかをとも思ったので須賀(特に後者)、私としてはちょっと決め手に欠けました。どっちも生々しいというのもあったかもしれませんが。むしろ年越し時点で読んでいた本を挙げたかったですかね。2作は次点で。
 

しろくまちゃんぱんかいに (こぐまちゃんえほん)

しろくまちゃんぱんかいに (こぐまちゃんえほん)

長男はこれにします。こぐまちゃんシリーズは初めての親子月間賞に出ていて、確かこの作品も同じような時期から読んでいたので須賀、今回はちょっと違った意味合いで選びました。この絵本は、長男が初めて、私に読み聞かせてくれた本(少なくともそのうちの一つ)です。母親に対してはもう少し早い時期からだったそうで須賀、彼は最近、これまで私達が彼に対してそうしてきたように、寝る前に本の読み聞かせをしてくれます。ひらがなだけの本なら、気力が続けばもう読むことができるようになりまして、その「スタミナ」の方も徐々についてきたように感じています。
こういうことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、私にとって、まずここが一つのゴールでした。ある程度、1人で遊べるようになること。その最たるものとして、1人で本を読めるようになること。それが実現すれば、子供との関わり方も次のステージに入るのだろうと考えてきました。もちろん「1人で本が読めるようになったんだから、ずっとそうしていなさい」なんてことはあり得ませんし、当たり前ですけど文字を読めようが読めまいが、食事や身支度、トイレ*1、おもちゃ遊びなど、彼が1人でできることはどんどん増えていきます。今思えば、子供の成長にそんな単純なメルクマールはなかったわけですけれども、個人的には一つ、感慨深いシーンではありました。
今時でかい本棚に本を並べてニヤニヤしている父親なので、発想が古いと笑われるかもしれませんが、長男がこれだけ楽しそうに絵本を読むようになったのは、月に何度も図書館に連れて行ってあげてくれる母親のおかげだと確信しています。

*1:まだお尻は拭けない