かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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推論を用いた話・格言めいた話・不思議な話/長男言行録(4歳5・6カ月)

父の筆不精は棚に上げて、この2カ月間で印象深かった話をば。

私「じじ(義父)の家の近くのコンビニのおばさん、よく話しかけてくるよね。パパも2回話しかけられたよ」

長男「じゃあじじはもっと話しかけられてるだろうね」

私「なんでそう思うの?」

長男「じじの方が店の近くに住んでるからね」

この期間で特に、既知の情報を組み合わせて未知の事柄について推論する話し方が多くなった印象を持っています。

今回のはあまり例がよくないかもしれませんが、「ある店の店員がよく客に話しかける」という父親に聞いた情報と「父親より祖父の方がその店の近くに住んでいる」という既知の情報から、「店の近くに住んでいる人の方がその店によく行くだろうから、祖父の方がその店員さんに多く話しかけられているだろう」と推測していると言えるでしょう。話を聞いていると、そういう思考様式を用いることが増えたように思います。

最近たまに、ひらがな混じりの漢字を読んでしまうことがあるのも、これと関係があるような気がしています。

本人に聞くと、自分は漢字が読めるようになったのだ、小学校で習ったのだと主張するので須賀、その漢字単独で読めるわけではなさそうです。私の高校時代、英語教師が「人間は、ある文章に書かれている言葉のうち9割の意味が分かれば、文章全体の意味を推測を交えて理解することができる」と話していたのを覚えていま須賀、彼も恐らく、そういう方法で字の意味を推測しているのでしょう。

さて、この先は巻きでいきましょう。次は、細君から伝え聞いた話。

長男「ねえねえ、◯◯(一人称)が生まれた時の話をして?」

細君「なんでいつも自分が生まれた時の話を聞きたがるの?」

長男「自分のことは分からないから。自分の背中は見えないでしょ」

これも彼の中では筋道通った立論なのでしょう。ただ、背中を例に出すのはかわいいですね。自分の背中が見えなくて困ったりしたことがあったのでしょうか…?

最後はちょっとギョッとしてしまった「不思議な話」。

長男「◯◯(一人称)のお腹の中にも赤ちゃんがいるんだよ」

私「えっ?いないんじゃないかなあ…」

長男「いるんだよ。お風呂に入っている時に159人出てくるんだよ」

私「それでどうなるの?」

長男「寝ている間にお腹の中に戻ってくるの」

入浴中に赤ちゃんが159人出てきて、寝ている間に戻ってくるというのはちょっとした奇譚のようで、私も正直怖いと感じました。どういう意図でそんな話をしたのか知りたくて、後日、この話の内容をもう一度確認してみたので須賀、曖昧に相槌を打つだけでした。

ただ想像できるのは、最近、保育園の同級生に妹が生まれたことにインスピレーションを受けたのではないかということです。その子のお母さんのお腹が大きくなっていく過程も見てきたようなので、性別はともかく、人間にはそういうことが起ころうるということが心に残ったのかな、と想像しています。

 

最初に紹介したように、論理的にな話し方ができるようになった半面、日本語としては意味をなさないと思われる単語や歌の歌詞(?)を連呼して楽しそうにしていることもかなりあります。話す内容や話し方にバリエーションが出てきて、こちらも楽しませてもらっています。

 

いつもありがとうございます。

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