かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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台湾の休日一日目 台北着と士林夜市

旅行記0日目

台湾の休日

台湾に4泊5日で行った時のことをしばらく書かずに放置していたら、「どうして書かないのか、書く気がないのか」と同行者から質され、やっとのことで重い筆を執ります。それともきょうびは、キーボードを叩く手も重く…とでもいうのでしょうか。
今回のこの台湾行きは、完全に私的な観光旅行です。こう言うとこれまで「公的に」海外に行ってきたのかという話になりそうで須賀、ご説まさにご尤もで、私は北朝鮮工作員や日本の公安関係者でもなければ、「コーヒー」の密輸人でも、韓国による竹島占拠に憤る日本人活動家でもありません。ここで言う「私的」というのは、私生活上の、くらいの意味でご理解いただけるとありがたく思います。
そしてその関係で、今回の旅行にはネタ的な仕掛けや行動は原則として存在しません(笑) この国際化された時代のインターネットに、わざわざ私のような愚人がいちいち海外に行くたびに旅行記と称して駄文をものしているのは、唯一、私が海外で目指した場所や取った行動が笑いの種ぐらいにはなるかなと思うからであって、それがないとなると最も親切な読者が読むに堪え、一方の私が書くに堪えるか正直言って自信がありません。
「台湾に普通に行ってきました。楽しかったですよ」。これは私が実際に、帰国後何度か口にした言葉でもあるわけで、この旅行記もそこに尽きるといえばそうなのかもしれません。でも、北朝鮮にだって竹島にだってコーヒーショップにだって、「普通に行ってきた」以上のことはないわけですし、そこで見聞きしたものや接した人たちの話を、ちょっとでも面白おかしく紹介できればいいかな、と考えることにしたのでした。
ちなみに今回は2人での旅行で、同行者は同行者です。

「お腹すいた。士林夜市で鳥の足が食べたい」

台湾上陸!

前日は職場の忘年会で、帰宅は2時半。そこからちょっと寝てわさわさと支度をし、なんとか集合時間に間に合います。空港には余裕を持って着くことができたので須賀、到着機遅れか何だかで、離陸は定刻から遅れること約1時間、日本時間の午後3時半ごろでした。飛行機の中では当然お休みさせていただきました。
飛行機は台湾時間*1の午後6時ごろに下降を始めます。どうやら台北は雨らしく、機体も大きく揺れています。これホントに大丈夫かよ、と一時若干心配になりながらも、なんとか台北桃園空港に着陸することができました。
入国審査では案の定「ホテルは?」と聞かれ、案の定「これから探します」。全くもって日本語が通じてしまうので日本語で会話してしまいました。両替は空港内でやりました。旅程の後半が土日にかかっていて途中での両替が難しそうなので、一括50000円→17560台湾元*2
空港からは、7時20分発のバス(125元)で台北市内へ。街中に入ってくると、セブンイレブンファミリーマートモスバーガーマクドナルド、ケンタッキー、吉野家牛角洋服の青山と、日本でもおなじみのお店があちこちに並んでいます。っていうかセブン多すぎでしょwwひどいところだと1ブロックに1店舗くらいの勢いであるしwww

台北駅前の宿へ

ちょうど1時間くらいで、台北駅前のバスターミナルに着きます。外は雨。日本の春秋くらいの過ごしやすい気候、という触れ込みを鮮やかに裏切る肌寒さだったので須賀、不幸中の幸いと言うべきは台北駅周辺の地下街が非常に発達していることで、地下鉄2〜3駅分なら余裕で歩いて移動することができます。地下街には洋服や雑貨、食べ物を売る店からゲームセンターまで並んでいるので、歩いていてもそう飽きません。
そんな地下街にお世話になりながら、目指したのは台北駅南西の懐寧街。ここはいわゆる安宿ではないまでも、それなりにリーズナブルな宿が並んでいるところで、今回は同行者との兼ね合いと交通アクセスを考慮して、ここにある皇家大飯店という宿にお世話になることにしました。2人が4泊で5460元。設備は一応ちゃんと整っていたので、多少古くてもご愛敬。オーナーのおじさんは値切る素振りを見せるとかなり険しい表情でしたが、話がまとまって以降は実に愛想よく振舞ってくれました。

ご飯の前に地下鉄考

9時にチェックインし、荷物を置くとすぐ再び外へ。腹ごしらえついでに、かの有名な台北夜市を早速楽しもうという魂胆です。歩いて3分とかからない地下街の入り口から駅に向かい、地下鉄淡水線の剣潭駅を目指します。
夜市に着く前にちょっと地下鉄の話をしましょう。まず台湾の地下鉄では、切符の代わりに青いトークンが使われます。自動券売機で何元のボタンを押しても、見た目は同じトークンが出てくるので須賀、当然磁気情報か何かで区別出来るんでしょうね。車内の雰囲気は日本の地下鉄とそう違うわけではないので須賀、車内での規範という意味では重要な違いがあります。それは、車内での飲食が一切禁じられている点です。ペットボトルの水を飲む行為はおろか、ガムを噛むことも禁止されていて、違反者には罰金が科される、とあちこちに表示されています。でもこれって、台北が市内各地にたくさんの夜市を抱えていることからすると結構意外ですよね。街のあちこちで食べ歩きを楽しんでいる人たちが、電車内での飲食を強く規制する規範を持っている。付け加えて言うと駅構内も飲食はNGらしく、駅の建物の前で若者が食べ物をほおばる光景なんてのも目にしましたが、逆に考えると街中で食べ歩きが多いから駅や電車内では禁止、ということなのかもしれませんね。友人が携帯電話でやっていたそうで須賀、こういうのはやっぱり言説の形成を歴史的に見ていくことが大事かもしれませんね。ちなみにケータイはOKのようでした。

食べ歩き@士林夜市

さてさて、こうしているうちに剣潭駅に到着です。ちょっと歩けば台北最大と言われる士林夜市に行きつきます。

夜市というのはそもそも、熱帯や亜熱帯圏において昼間の暑さを避けるために発展したもの、とWikipedia先生は言っています。私も*3夜市と言えばズラリと食べ物屋台、みたいな想像を膨らませていたので須賀、必ずしもそうではなく、若者向けの雑貨や洋服を売る店も多くあります。しかし何をおいても空腹な私たちは、そういったものにわき目を振らず食べ物屋台へ。

あっちの屋台であれを買って、こっちの店でこれを注文…と、降りしきる雨をもろともせず、お腹一杯になるまでいただきました。何を食べたかというと…*4

  • 水煎包 写真右奥の黄色い看板のプロミスお店で買いました。日本のコンビニにあるような中華まんよりは一回り小さいサイズで、中身は野菜とお肉。熱々で食べたこれが台湾で食べた中で一番おいしかったかもしれません。(4つで44元)
  • おこわとカニ汁(75元)
  • 鳥の足! コラーゲンたっぷりです。ただこんなお姿ですので、正直食べるのに抵抗があります。味も独特の淡い口づけ♪苦みが…(3つで20元)

  • キンカンジュース 甘すぎずとてもおいしいです。柑橘系好きにはたまりません。(600mlで30元)
  • ソーセージ 上の写真の真ん中の赤い看板のお店です。すごく甘いソーセージでした。(60元)
  • 牛肉麺 肉厚なお肉とスパイシーな味付け。締めにおいしくいただきました。(120元)

いちいち記録があるのは、宿に戻った後事細かに精算するためだったりもしますww

マスクもおしゃれな台北っ子?

基本的には食べるのに必死だったのでよく覚えていませんが、結構バイクの出入りが多かったですね。あと台湾の人たちは「myマスク」なのか何なのか、日本で通常見かける真っ白のものでなく、いろんなガラとかが入ったの装飾性の高いマスクを着用していました。それに限らず台北っ子たちは結構ファッションに気を遣っている感じでしたけどね。
同行者が「竹下通りみたい」と評した士林夜市を離れたのは11時半ごろ。思えば朝いた日本の時間で言えば日付はもう回っているわけで、いい加減そろそろおねむの時間です。12時過ぎに宿に戻って就寝と相成りました。
こんな話でいいんなら最後まで書くけどねwwwwwww

*1:日本との時差は−1時間

*2:「台湾ドル」という言い方もありま須賀、台湾で元と表記している以上そちらに拠ります。またこの旅行記では今後、「元」の略称を用います

*3:私の無責任さをよく表す助詞です

*4:食べるのに必死でほとんど正確な名前を記録していません。以下同じです