かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

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通じない父の「愛」、深まる道三と義龍の亀裂/「麒麟がくる」十四話

www.nhk.or.jp

斎藤道三・義龍親子について語るべきでしょう。

ドラマにもあるように、道三は正徳寺の会見を通じて娘婿の信長を認めたようです。信長公記によれば、このとき2人は、お茶漬けを食べて盃を交わしたとされます。この時の道三による信長評として「自分の子供たちはあのたわけの門前に馬を繋ぐ(臣従する)ことになるだろう」という言葉が有名で須賀、これは作中では、信長に援軍を出す際の義龍とのやり取りの中で表現されていたのでしょう。道三も、我が子の奮起を促す意味であのような挑発的な態度をとっているので生姜、受け取る側の文脈が全く違ってしまえば、逆効果となるだけのように思えます。

義龍の母・深芳野については以前も触れましたが、入水自殺したというのは恐らくドラマの筋書きなのだと思います。

canarykanariiya.hatenadiary.jp

その母の死をきっかけに実現した家督相続で須賀、これで収まるはずがありません*1。今回も完全に脇役だった明智光秀も、本当に義龍の側に立つのか、ちょっと含みのある態度に見えましたね。

 

完全に余談で須賀、駿河での駒と菊丸のシーン、2人と背景の人々は別で撮影したような映りだった気がします。コロナの影響で厳しい環境だとは思いま須賀、安全第一で、続きを楽しみにしています。

 

 

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*1:追記 物語としては、深芳野は我が子に家督を継がせられないと思ったからというよりは、愛する夫と息子が文字通り不倶戴天の敵になりつつあることを感じ、その破局を見るに耐えないと感じたからあのような行動に出たのではないかと思えてきました。そうだとしたら、切ないですね