かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

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ディテールも史実重視/「麒麟がくる」十五話

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驚いたのは、主人公以外について、かなり史実に立脚して描かれていることです。

信長の叔父、織田信光が彦五郎(織田信友)を謀殺した件(その後信光も不審な死を遂げるので須賀)、日根野弘就が斎藤義龍の異母弟を斬ったことなどは、その通りのようです(ちなみにこの日根野関ヶ原にも参戦したそうです)。これらは結構ディテールで須賀、事実は小説よりも奇なり、だとすると、史実をしっかり描いてくれた方が視聴者は楽しめるのではないでしょうか。

ただ、そうすると前半生がはっきりしない主人公・明智光秀は脇役に甘んじざるを得ませんが、義龍の学友でありつつ、対立する帰蝶と近い仲であるというジレンマはうまく描かれていました。個人的には残念ながら、「蝮がくる」はそろそろ終わりそうですから、次の描き方に期待です。

 

 

 

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