全体として光秀がモテすぎて困っちゃうわみたいな話になっていましたが、帰蝶が嫁入りの決心を明かした時の「是非もなし」というセリフは、本能寺の変での信長の「是非に及ばず」を意識したものでしょうか。帰蝶、駒ともコテコテな感じで、少し背中が痒かったです。
初出ではありませんが、斎藤利政(道三)と高政(義龍)、そして土岐頼芸の関係は、憶測を呼ぶものだったようです。義龍の母・深芳野が頼芸のもとから道三の側室となった時、既に高政を懐妊していたという説で須賀、この真実性はともかく、道三が義龍を軽んじ続けたことが、最終的にこの親子関係を破綻に至らしめます。このシーンは必ず出てるでしょう。
ちなみにこの深芳野、ドラマにも出てきている稲葉一鉄の姉であるとか、足利一門で三管四職の一角を担った一色家の娘であるといった説があるそうです。美女として知られ、身長は180センチを優に超えていたとか。息子の義龍も2メートル近くあったとされていますので、その点は母に似た、ということなのかもしれませんね。