- 作者: 杉本良夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1993/10
- メディア: 文庫
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言っていることがすんなり頭に入った反面、至極正論というべき話が多くて目新しさはあまり感じませんでした。それでも、これが書かれたバブル絶頂期の日本内外での、日本にまつわる言説の空気を端々から感じられたのは楽しかったですね。他の本*1のメタ日本人論で示唆があったように、日本人論がいわゆる西洋を相手にしていればよかった最後の時代の日本人論、ということはできるでしょう。
*1:この本を読むきっかけを与えてくれながらも、まだ読み終わらないとある本