『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン) - かぶとむしアル中で知られる著者が、同様のロジックから運動の効用を説いた本です。
論旨は明快で、「人間の生活様式は近年大きく変わったが、その脳や肉体は狩猟採集時代から変化していない。運動をすれば脳からさまざまな『報酬』がもらえるのも変わっておらず、そのことを利用すれば心身の健康のみならず、脳の機能も活性化することができる」というものです。
4年前にサイクリングを始めたので須賀、一人で走っている最中は仕事のことを考えていることが多いです。「チームメンバーの作業時間を確保するために、自分はこの順番でタスクをこなしていこう」「明日の会議でこの辺を指摘されそうだから先手を打っておこう」「あ、これやるの忘れてた」など、ペダルを漕いでいる最中はより色んなことに頭が回る気がしていました。
それが単なる印象ではなかったと気づかせてくれた一冊。寒い時期に風を切って走るのが億劫になることもなくはないで須賀、楽しく自分の脳の性質を活用していきたいと思っています。