選挙ですね。自民優勢なんて言われてま須賀、マスコミの下馬評はよく覆るので自民もそこまで伸びないでしょう。まぁただ自公過半数割れはないんだろうと思います。ただ個人的にはなぜこんな解散とこんな選挙戦術をやった小泉自民党が支持されるのかやや理解に苦しみますね。閉塞感漂う社会の中で、彼が確固たる信念を持った強い政治家に見えるから? なんかそれヒトラーみたいじゃないですか?
くしくも彼はドイツの社会が莫大な第一次世界大戦の賠償金により、閉塞感に覆われた時期に登場しています。そしてマスメディアを利用しながら大筋では合法的に政権を獲得。そこから対外膨張政策や悪名高い「全権委任法」がでてくるわけです。そして彼は、ユダヤ人大量虐殺という「純化主義」を推進していきました…
なんか似てるんですよね。小泉さんも、対外膨張とは言いませんが外との関係は悪化させていますし、大量の借金・社会の閉塞感・卓越したマスメディア操作なんてのは言うまでもなく共通項でしょう。そして今回の選挙で郵政民営化の可否を意図的に前面に押し出して、「他の政策はこれまでの4年間を見てきているんだから、それが信任されたとみなしてこれまで通りやります」と聞かれた時だけ言う*1、つまり郵政以外に関する「白紙委任」*2を得ようとする姿勢や、法案反対派を排除する党内での「純化主義」*3を見るにつけて、少し背筋が寒くなってくるのです。
ここまで書いて、もっと早く与党に対するネガティブキャンペーンをしておけばよかったと後悔し始めていま須賀何か。とにかくそんなわけで私は今回、どこがよいかということよりもどこが危険で、それを止めるにはどこが最適か、という判断を投票所でしてくるつもりです。民主主義は所詮ベターな選択でしかない*4から、そういう選び方もありえると思います。時間的にあれで須賀、一人でも多くの人ができれば投票前に、このことについても考えてみて欲しいと思います。