第33回「糸の誓い」|NHK大河ドラマ『西郷どん』
寺田屋で襲われ負傷した坂本龍馬は、妻のお龍とともに薩摩に向かい、霧島の温泉で湯治します。薩摩には英国公使パークスが訪れ、西郷吉之助らと会談。吉之助には糸との間に子供を授かりました。
今回は女性目線が中心の展開でした。西郷隆盛・大久保利通・坂本龍馬の妻が並んで談笑しているというのは面白いシーンでしたね。大久保満寿(ミムラ)は機転の利く感じが出ていて個人的には好きなので須賀、今回は察しの良さが裏目に出てしまっていました。言うまでもなくあれは、京にいるおゆう(内田由紀)の存在を念頭に置いたやり取りなので須賀、おゆうという女性は実在している上に、大久保との間に4人の子供も生まれているんですね。しかも、紀尾井坂で暗殺された後に生まれた子もいるとか…。
大久保のもう一人の妻、おゆうとその子供達の墓 | 清明
おゆうとその子供たちについては、こちらのブログでいろいろ紹介されています。
今年の大河は、もう幕末・維新期の歴史をフォローするところに活路は見出し難い感じが強まっています。話が崩壊しない程度に、こういったエピソードから話を作っていくしかないような気がします。その意味においては、この放送回はうまく行ったと思うんですけれども。