- 作者: チェゲバラ,Che Guevara,高橋正
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/02/25
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 46回
- この商品を含むブログ (59件) を見る
そもそも私はゲリラ戦というのは具体的に何をすることなのかからよく分かっていなかったので、この本でそこから勉強させていただきました。
ただまあこれは結果論ですけど、50人にも満たない小勢のみで一国の政府を壊滅させることは物理的に不可能で、活動を通じて内応や政治不安を誘い、そういう勢力と合流しなければ勝てないことは明らかだったわけです(それはキューバ革命の成功例から本人たちも前提としていたはずです)。その対象であるべき現地の左翼勢力や農民の動向に対する見立てを誤ってしまった時点で、結末は見えていたのかなという気はしました。
無理矢理かもしれませんが、日本史でいえば楠木正成と重なる部分がありますね。