かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

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続く「激情型」政治/得をしたのは公明党?

衆院選>自民、公明両党で320議席に達する
16日に投開票された第46回衆院選で、自民、公明両党が政権を奪還し、衆院定数480の3分の2にあたる320議席に達した。参院では自公両党を合わせても過半数に届かないが、憲法59条に基づき、参院で否決された法案を衆院の再可決で成立させることが可能になる。
自民党選挙協力した公明党連立政権を発足させる方針。衆参の多数派が異なるねじれ対策として、政策ごとに他党との連携を探る構えだ。日本維新の会など第三極勢力を含め各党との連携をどう構築するかが焦点になる。一方、民主党有権者の批判を受けて惨敗し、09年9月以来政権を明け渡し、再び野党に転落する。(12月17日、毎日新聞)

一言だけ。
事前の世論調査からもある程度予測できた結果で須賀、自公で3分の2にまで届いたのはやや意外でした。参院では自公が過半数を持っていないことも、当面はそれでなんとかクリアしていく見通しは立つわけで須賀、となるとまさに重要性を増すのが公明党であって、この選挙で顕著に議席を伸ばしたのは自民党であり、また維新の会かもしれませんが、一番得をした、政治的影響力を増したのは公明党である―そんな展開も十分予想できます。
前々回の郵政選挙、前回の政権交代選挙、そして今回の再交代。これで「激情型」の衆院選が3回続きました。これについてはシュンペーターでも読みながら考えてみたいとも思うので須賀、「小泉チルドレン」「小沢ガールズ」「橋下ベイビーズ」など、その時々の「激情」がその時々の「チルドレン」を生み、次の選挙では一斉に姿を消すということを繰り返すことで、結局はどこか特定の政治勢力ではなく、日本政治そのものがジリ貧化していっているのではないか。やや直感的ながら、そう慨嘆せざるを得ません。まあ今回誕生したのは「安倍チルドレン」や「橋下ベイビーズ」というよりは、民主党政権の失政による意図せざる「民主できちゃったベイビーズ」と呼んだ方が適切かもしれませんがwwww