ろくでなし三国志 本当はだらしない英雄たち (ソフトバンク新書)
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2010/06/18
- メディア: 新書
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ただまぁ三国志が好きな人なら、結構エンターテイメントとして笑って読める部分が多いんじゃないかと思います。個人的には著者の書く文章にあるその勢いが、著者が「妄想」と呼びながら述べ続ける仮説の論証責任をごまかしているように見えてならないので須賀、そもそもが論証責任を果たすことを目指した本ではなさそうです。その一方で、この本がその列に入るかどうかは別として、じゃあ羅貫中の「三国志演義」や陳寿の「正史三国志」だって、どこまで信憑性があるの?という問題提起は、言われてみれば当然ながらご説ごもっともということになるのかもしれません。
結論として言えば、原稿用紙の上に抜いた鼻毛を並べて、満足そうに息を吹きかけながら読むくらいがちょうどいいかもしれません。個人的にはかなり笑いました。