かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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バハマ&アトランタ滞在記九日目・風と共に去りぬ

マーガレット・ミッチェル・ハウス記念館

この日は遠出の計画もあったので須賀、前日前々日とたくさん出歩いたので、余裕を持ったスケジュールにしました。

とは言いつつも、通勤ラッシュが収まってくる時間帯を狙って街中へ。これまた細君の強い希望で、ダウンタウンの北、ミッドタウンと呼ばれるエリアにある「マーガレット・ミッチェル・ハウス記念館」を見学することになりました。

マーガレット・ミッチェルは「聖書の次に売れている本」とされる『風と共に去りぬ』の作者です。彼女が執筆当時に住んだ家がこちらだそうです。

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内部は、彼女が住んでいた頃の様子を復元したコーナーや、世界各地で『風と共に去りぬ』がどのように紹介されたかなどについて展示されていました。

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日本の資料もありました

見学の帰りに、夕食の材料を買いにスーパーに立ち寄りました。

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義妹夫婦が「韓国スーパー」と呼ぶ店で、韓国の食材などが多く並んでいるほか、店内の大型スクリーンは韓国語で放送されていました。聞くと、この地域は韓国系の人々が多いそうで、スーパー以外にも韓国語の看板を多く見かけました。

夕方こそ暑い

夕方は近所の公園を散策します。夕方といっても、アトランタはニューヨークなどと同じタイムゾーンにありながら経度的にはかなり西に位置しますし、この季節はサマータイムですので、夕方こそ暑いんですね*1。前日の野球観戦でもそうでしたが、そのことを理解するまでは感覚的に苦労しました。

この日はこんなところでございます…

*1:ざっくり計算したところだと、アトランタで太陽が南中するのは午後1時半過ぎです。雑に言うと、暑さのピークもそのくらいの幅で後ろ倒しになるでしょうし、日没もそうなるでしょう

バハマ&アトランタ滞在記八日目・MLB観戦

幻のTrader Joe's

午前中、女性陣は最寄りのTrader Joe'sにお買い物へ。Trader Joe'sは今、日本でも流行っているそうで、ちょうどこの直前くらいに女優の涌井を押切もえさんもInstagramでエコバッグを紹介していました。

www.instagram.com

アメリカのアトランタにいながらそんな情報に即反応できる「トレ女」姉妹ですので、さぞかし楽しいショッピングだったのだろうと想像します(私も一度くらいはお店を見てみたかったので須賀、長男が行きたくないと強く主張したので2人でお留守番していました)。

初のMLB観戦

午後向かったのはこちら。

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MLBナ・リーグアトランタブレーブスの本拠地、サントラストパークです。

ブレーブスMLBで現存する最も古い球団で、かつて川上憲伸斎藤隆が所属していた球団です。正直元々はヤンキースから移籍したマッキャン捕手くらいしか知りませんでしたが、メジャーリーグの試合を一度は見てみたくて、チケットの手配をお願いしていたのでした。今年は若手の活躍もあって東部地区の首位を走っており、どんな試合を見せてくれるのか期待です。

球場は2017年オープンで、とても綺麗でした。

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やはりセキュリティチェックは厳重でした

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まずは国歌斉唱。この間は観客席の出入りもできなくなります

そして試合開始。

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出塁率長打率を足し合わせた指標であるOPSは、得点との相関性が高いとして日本でも注目されるようになりましたが、こちらでは球場のスクリーンに打率やホームランと並んで表示されるまでになっています

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ストレッチに励むレッズの選手たち

試合は、ブレーブス残塁が積み上がる間に少しずつレッズが加点していくストレスの溜まる展開でしたが、終盤の追い上げで一挙同点に。

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ファンも大興奮

いわゆる鳴り物は原則ないものの、ブレーブスのチャンスでは襲来感のある音楽とともにファンが手刀を振り下ろす*1のが恒例となっています。この時は写真の彼らや巨人ファンのはずの細君など、全身を使ってそのモーションを繰り返す様があちこちで見られました。

しかし、延長十回に投入された抑えのグリーンがパコパコ打たれ、その裏の反撃も及ばず敗戦。

www.mlb.com

ブレーブス的にはもったいないところの多い試合でしたが、チームの勢いは示せた試合だったのではないでしょうか。見ている側としては面白かったです。

メジャーのグラウンドに降り立つ

そして試合後にはもう一つ、お楽しみがありました。子供限定で、試合が終わったばかりのグラウンドでベースランニングが出来るというのです!子供が小さい場合は大人1人が付き添えるということになっており、敢えなくその権利は細君に横取りされましたが、私たちもグラウンドに降りて、端から見守ることはできました。

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試合後のレッズベンチ

私自身、競技経験があるわけではありませんし、日本でもたまに某ポンコツ球団が負けるのを見て憎めないなあと思っている程度なので須賀、MLBの球場に降り立てたのは結構興奮しました。

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ホームベースを駆け抜ける子供達

そのグラウンドを疾走できた長男(走破証と記念Tシャツも貰っていました)が羨ましいなあと思った一方で、巧みで素敵なファンサービスだなあと感じました。それ以来何となく、ブレーブスの動向は気になるようになりました。

 

夕飯はみんなでイタリアン。楽しい思い出を胸に、眠りにつきました。

*1:ザ・たっちの「ちょっと、ちょっとちょっと」みたいな感じです。私はアイーンを繰り返していたら隣のにわかファンに怒られました

バハマ&アトランタ滞在記七日目・CNNとコカコーラ

トランプの宿敵⁉︎CNN見学ツアー

アトランタ初日は、ダウンタウン観光に連れて行っていただきました。有名なワールド・オブ・コカコーラに加えて、お願いしてCNNの見学にも行ってきました。

まずはこちらからです。

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CNNセンターのビル内

チケットを買うと、見学ツアーの出発時間を指定されます。たまたま前が出たばかりだったのか、30分以上後のスタートに。それでもお土産を漁っていたらギリギリの時間に…

飛行機並みのセキュリティチェックを受けて(私が勤める新聞社とは雲泥の差でありますw)、長いエスカレーターを上ります。

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真ん中近くで撮った写真で須賀、一つのエスカレーターとしては世界最長だそうです。

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ちょうど12時前だったこともあり、キャスターがスタンバイして準備*1をしている様子が映っていました。

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天気予報コーナーを使って、基本的な仕組みを説明してくれます。右上にモニターがありま須賀、彼女が緑のシートをかぶるとその部分には天気予報の画面が投影されるようになります。

この先は撮影禁止エリアなので写真がありませんが、いわゆる報道フロアやいくつかの番組のスタジオを外から見学しました。タイミングがいいと、実際に放送しているところを見られるそうです。

一般ツアーだったということもあってか、「CNNの驚きの裏舞台」のようなものが見られるわけではありませんが、世界的な放送局の雰囲気を感じられて楽しかったです。

お昼は近くのドイツ料理屋で。運転してもらっている手前もあり、ビールは自重しましたが、美味しくいただきました。

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左上の肉がなかなかのボリューム感で、切り分けるのに一苦労でした

世界のコーラ飲み放題

お次はワールド・オブ・コカコーラへ。一言で言えば、コカコーラのパビリオン施設です。

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向かいはこちらも有名なジョージア水族館です。無慈悲な父親がCNNと主張したせいで旅程から排除されてしまいました

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1時間待ちで入場した(そこまで並ぶのは珍しいことだそうです)客たちに、缶のコカコーラが振舞われます。

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最初だけスタッフによる前説があります

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長野五輪の頃に日本にあった自販機も展示されていました

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第二次世界大戦中は、前線の兵士たちにも届けられたそうです

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そして最後のお楽しみは、コカコーラ社が世界で販売する飲料飲み放題コーナーです。

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こんな感じで、エリアごとに分かれています。全部は(飲んでいないので)ご紹介しませんが、「ファンタエキゾチック」を筆頭に、アフリカ勢は破壊力のある飲み物が多かったです。ちなみに日本は懐かしの(?)「ベジータベータ」でした。

色々試せて楽しかったで須賀、案内してくれた義兄弟の「結局、コカコーラが一番美味しいんだよね」という言葉が一番腑に落ちましたかねw

本日の観光はここまでなので須賀、なぜ南部アトランタでコカコーラやCNNなのかについては、少し話してもいいのかなと思います。

そもそもアトランタは鉄道の町として生まれ、発展してきました。「アトランタ」という地名も鉄道で大西洋につながる町、という意味なのだそうです。その後、自動車、航空機と主要な交通手段が変化するにつれ、それに対応した交通網を作り上げていきます。さらに、国際線の就航をきっかけに企業誘致キャンペーンを展開。現在も、今日訪ねた2社やデルタ航空など、日本人にも馴染み深い企業が本社を置いていますし、全米トップ500の大企業の9割が、また200以上の日系企業の拠点があります。

時代の変化に対応して姿を変え、発展を続けていく。その舵取りの先見性が「南部の首都」とも称されるこの町の繁栄を支えているのでしょう。

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どれもコクがあって美味しかったです

夕食は家でバーベキュー。地ビールを飲みながら慣れない手つきで肉を焼きつつ、久々の再会を喜び合うことができました。

*1:化粧直しをしたり、スマホで何かをチェックしていたり

バハマ&アトランタ滞在記六日目・アトランティスからアトランタへ

バハマの締めは流れるプール

バハマアトランタの移動日です。

フライトは夕方だったので、午前中は唯一の心残りだった流れるプールへ。前日同様ぐずついた空模様だったので須賀、運よく(?)閉鎖にはなっておらず、家族で長い渓流下りを楽しむことができました。

長男も大満足で、「もう一回やりたい!」と2周目に突入…した後からまた天気が怪しくなり、ついには激しい雨に。やむを得ず中断して戻ってきました。そしてまた撤収した頃には晴れ間が見えていたりと、終始スコールには振り回された感があります。

ホテルからはタクシーで空港に向かいます。

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空港にあった像。詳細不明

空港ではESTAの手続きをしてから出国。個人的には、空港内でポケモンGOヘラクロスを捕まえられたのが印象深い思い出でしたw

飛行機は、急病のお客様を降ろして荷物を回収するなどしたため、1時間遅れで離陸。ここでバハマともお別れになります。

バハマの入国カードは、入国審査の際に回収されない仕組みになっています。「出国までに裏面を記入してください」と言われるので須賀、この裏面はちょっとしたアンケートになっているんですね。正確な文面は忘れてしまったので須賀、「観光はバハマにとって重要な産業です、ぜひ滞在した感想を」ということで、ホテルのお手頃感から街の清潔さ、さらには人々のホスピタリティまで、5段階評価で質問する内容でした。

言われてみれば確かに、ホテルも街角も想像以上に清潔感がありましたし、皆さん親切で、治安上の恐怖感を抱いたシーンもありませんでした。ただやはり、入国カードの裏にこんなアンケートを載せてくるだけあって、全体として観光地化されている感じはしましたし、物価も出くわしたもののほとんどが観光地価格でした。その意味では、滞在の仕方の影響はもちろんあるので生姜、バハマでの生っぽい生活の様子に触れるには至らなかったのが、私としては心残りではありました。

実はナッソーのあるニュー・プロビデンス島を離れ、昔ながらののどかな島や、豚が泳いていたりイグアナが住んでいたりする無人島を訪ねる1日ツアーもあったので須賀、タイミングが合わずに参加できなかったという事情はありました。豚やイグアナはともかく、そういった旅程も組み込めていればもう少し印象も違ったのかもしれません。

長男氏、米国の土を踏めず

さて、アトランタ空港に着陸したのは午後7時過ぎ*1でした。また入国審査かと思っていたら、着陸後は何もなし。まるで国内線のような扱いでちょっと驚きました。

あともう一つ空港での出来事を挙げると、当初私が預けた荷物だけ受取所に出てこず、後になって見つかったそれは汚れていたり鍵か壊されて中身が物色されていたり*2衝撃で内容物が損傷していたりと、ちょっと残念な気持ちが募る扱いでした。

空港には、これからお世話になる義理の兄弟(細君の妹の夫)が迎えに来てくれました。郊外のお宅まで車で乗せてもらいます。夕食をとるため、近所のステーキハウスに立ち寄ったので須賀…やはり(?)長男はその直前に寝てしまいましたとさw

直前まで「まだ自分はアメリカを歩いたことがない」とか言って、ずいぶん楽しみにしていた様子だったんで須賀、それも翌日以降にお預けになりました。

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ステーキハウスのステーキ

ここまで相当駆け足できた滞在記、次の日からはアメリカ編です。細君の妹一家に思いっきり寄りかかりながら、アトランタ周辺を満喫していきます。

*1:ナッソーとアトランタの間に時差はありません。ただ、アトランタの方が西にあるので日没もその分遅くなります

*2:鍵を壊しての検査はあり得ることだそうで須賀、初の経験でした

バハマ&アトランタ滞在記五日目・アトランティス満喫

この日はアトランティスで遊び倒します。

午前中はプールへ。全長1マイル(約1.6キロ)を40分かけて流れるプールがあると聞き、スマホも財布も置いて無料バスで向かったので須賀、あいにく天気があまり優れずアトラクション類は閉鎖に。近くにあった別のプールで遊びました。

夕方はアトランティス内「ロイヤルタワー」の水族館に向かいます…といっても、午前中のプールの最寄りもロイヤルタワーだったので、結局宿とロイヤルタワーの間を1日2往復したのでした。今度は手元にスマホがあるので写真をご紹介できます。

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こんな感じで、ロイヤルタワーに水族館が併設されています。

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こんな感じで、まさに海に沈んだ都市がコンセプトになっています。じっくり見ても1時間はかからないかなと思いました。

夕食はアトランティス内の中華料理屋へ。実はこれがバハマでの最後の晩餐でした。

あっさりで須賀、この日はこんなところで。

バハマ&アトランタ滞在記四日目・動物園でフラミンゴ

動物園でフラミンゴ三昧

前日は私も寝落ちしてしまったので、翌朝は早く起きました。早朝からバハマ国営放送のZNSをつけていたので須賀、午前7時前の時間帯で、新聞で言うところの「お悔やみ欄」の情報を延々流していたのが非常に印象的でした。40万人に満たない人口の国だからこそ、そのような放送が成り立つのでしょうね。

9時前にホテルを出て、タクシーでアーダストラ・ガーデン&動物園へ。バハマの国鳥・フラミンゴのショーがあるとのことで、細君一押しのスポットです。

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オウムがお出迎え

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みんなで渡れば怖くない…的な。

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こちらがフラミンゴショーです。合図とともにフラミンゴたちがポーズを取ってくれるという趣向でした。

ダウンタウン再び

動物園からは路線バスで再びダウンタウンへ。民芸品などを扱うストローマーケットを訪ねます。

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お金もおろせます

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こういう雰囲気、好きなんですよね。値段交渉も楽しみながら、いくつか土産物を買いました。

昼食は長男の希望により、昨日と同じ店で同じメニュー。気づいた店員さんが笑っていましたw

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暑かったのでこの日は店内で食べました

帰りは2度目のフェリーで。船内で出航を待っていると、街頭でペットボトルの水を売っていたおじさんが乗り込んできて、販売を始めました。彼はただ売り込むだけではなく、「エイチ!ツー!オー!」とか身振り付きで連呼したりジョークを言ったりして結構乗客の笑いを取っていたので須賀、長居が過ぎたのか、最終的にはフェリーのお兄さんと怒鳴りあいの喧嘩に発展していました。幸い暴力沙汰には至りませんでしたが、一挙手一投足が芝居掛かったおじさんだったとはいえ、その場にちょっと緊張感が走っていました。

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フェリーから見えた居並ぶクルーズ船(本文とは関係ありません)

巨大IR施設「アトランティス

夕方は、「アトランティス」のプールに再挑戦しましょう。前日説明し忘れていましたが、アトランティスは「海に沈んだ伝説の古代都市」をモデルにした巨大リゾートホテルです。5エリア計3000室以上の宿泊施設のみならず、カジノ、プール、レストラン、水族館などが併設されており、コンベンション施設のようなものも見かけましたので、最近日本でも(いろんな意味で)話題になっているIR(統合型リゾート)という言い方になるのでしょう。

www.atlantisbahamas.com

私たちが宿泊しているホテルはもちろんこのアトランティスではなく、幾分リーズナブルな隣のホテルなので須賀、アトランティスの施設を無料で利用する権利もセットになっており、それを使って遊び倒す計画なのでした。

アトランティスの最寄りのタワー内をしばらく歩き、受付カウンターで利用手続きをします。ここで利用許可のリストバンドを巻いてもらえば、バンドに書かれている期間は自由に利用できます。

受付では、パスポートやら宿泊しているホテルが発行した書類などを提示したので須賀、「日本からはどうやってきたのか」などとかなり込み入ったことを質問されました。なんでそんなことまで聞く必要があるのか不審に思いましたが、程なく受付の女性の興味で話しかけてくれていたのだとわかり、少しで須賀、日本の話題で盛り上がりました。やはり日本といえば自動車のイメージが強いようで、「日本人は5年ごとに車を買い替えると聞いたけど、本当なの?」なんて質問も。バハマでは結構年季の入った車も行き交っており、その辺の温度差はあるのだろうと感じました。

アトランティス内にはプールだけでもかなりの数があるので須賀、この日は一番近くのプールで遊びました。

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プールサイドのバーで1缶8.75ドル也

夕食は近くのバハマ料理店で。

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ナチョス。しっかりした味付けで、お酒とよく合いました

レストランで長男が寝落ちするのは最早お約束。ついに本人も自覚するようになりました。

バハマ&アトランタ滞在記三日目・ナッソーのダウンタウン

フェリーでダウンタウン

この日は2泊お世話になった宿を離れ、バハマきってのリゾートエリアに向かいます。その名も「パラダイスアイランド」。いわゆるナッソーのダウンタウンの向かいに浮かぶ小島よしおです。

前日の夜、家主のブラッドさんに手配をお願いしたタクシーで海沿いを東へ向かいます。写真を撮りそびれましたが、美しい海岸が続いていました。

タクシー代は52ドル*1でした。バハマのタクシーにはメーターがついておらず、乗る際に料金を聞くようにしていたので須賀、聞いた後に運転手さんが料金についてどこかに問い合わせをしていたようなので、ある程度の公定料金のようなものがあるのかもしれません。端数の2ドルというのは、パラダイスアイランドにつながる橋の通行料のようでした。

10時半ごろホテルに到着。荷物を預かってもらって、街歩きに出かけます。パラダイスアイランドとダウンタウンをつなぐ公共交通機関はフェリーしかないとのことで、橋のたもとから乗り込みます。

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船着場から

船内では、案内役のお兄さんがトークで盛り上げてくれます。海からの景色もよかったです。

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パラダイスアイランドの巨大宿泊施設・アトランティス(の一部)

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バハマは、クルーズ船の寄港が多いことでも知られています。ウォータースライダーが付いている船もあるんですね。

猛暑の街中散策

昼食は、ダウンタウン側の船着場のすぐ近くでいただきました。

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上はコンク貝のスープ

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2階テラス席から見かけた車。音楽を爆音で流しながら、乗客に酒を飲ませるというゴキゲンな車両でした


周辺を散策します。この辺は官庁街。日本で言えば霞ヶ関のような場所です。

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バハマ最高裁

最高裁では殺人事件の公判が行われており、お願いして少し傍聴させていただいたら、ちょうど陪審員を交えた証人尋問の最中でした。法廷の前にある待合スペースに座っているような人も何人かいて、日本で言えば地裁っぽいというか、(これは良し悪しではなく、それぞれの司法制度の中で果たしている機能の問題だと考えま須賀)市民に近い仕事をする最高裁だなという印象を受けました。

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クイーンズ・ステアケイス

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こちらはクイーンズ・ステアケイス(女王の階段)と呼ばれる階段です。フィンキャッスル砦に続いており、ここ自体が一つの名所になっています。日差しが強く、暑い時間帯でしたが、ここだけは少し涼しい風を感じられました。

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フィンキャッスル砦

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フィンキャッスル砦は、イギリスのナッソー提督だったダンモアが1793年に築いたものです。ナッソーは、アメリカ独立戦争期にアメリカ植民地やスペインの攻撃に晒されていた歴史的経過があり、防衛強化が急務だったのでしょう。

この辺で長男がへばってきた(それでもよく頑張ってくれました)ので、ダウンタウン観光は打ち切りです。タクシーに乗ってパラダイスアイランドに戻り、チェックインしたホテルでしばらく休憩します。

夕方に隣接する巨大リゾートホテル「アトランティス」のプールで遊ぼうと繰り出したので須賀、受付時間を過ぎてしまったそうで、すごすごと退散しました。外で待っている間に長男も眠ってしまい、この日はもう「万事休す」です。

*1:1米ドル=1バハマドルで、米ドルがそのまま通用します