かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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活字おじさんがApple Watch SEを買ってみた

9月の新商品発表に合わせ、Apple Watch SEを購入しました。初のスマートウォッチです。今日この記事を書いていることからお察しの通り、先程届いたばかりなので須賀、ここまでの顛末を書き残しておこうと思います。

 

【目次】

 

買った三つの理由

腕時計の買い替え時期だった

腕時計はここ十数年、同じものを使っていました。確か大学に入ったくらいの時期に、近所のイトーヨーカドーで父に買ってもらったソーラー時計。メンテナンスなしで時を刻むという本来の機能を果たし続けてくれますので、特に不満なく使い続けていたので須賀、流石に経年劣化が気になるようになってきました。

とはいえ、時間を知るための道具にあまりお金を掛けたくありませんでした。高い時計がカッコいいことを否定するつもりはありませんが、出来ればその土俵には上がりたくなかった。

次で詳しく述べま須賀、スマホでいつでも時間はわかるわけで、腕時計にはそれ以外の機能も欲しいーとなった時に、Apple Watchであればそれを満たせるのではと考えました。そしてこれはオマケみたいなものですけれども、「腕時計を装飾品とはみなしていない(その土俵に上がる気はない)」というステートメントのつもりだったりもします。意外と他人の目を気にした判断かもしれません。

快適なサイクリング&キャッシュレス生活の追求

先述の通り、時間を知る以外の機能に興味がありました。特に昨年から、健康維持を意識した趣味としてクロスバイクを乗り回していて、合計距離も1年半でなんとか2000キロを超えてきました。楽しく続けていくためにも、よいきっかけになることを期待しました。

あとキャッシュレス決済にも関心がありました。いわゆる交通系電子マネーをメインで使っているので須賀、iPhoneは紛失が怖くて、ウォレットコードを付けた財布で「ピッ」とやっていました。ずっと着けている腕時計ならその辺の心配も要りませんし、財布を持たずにサイクリングに出かけるのも夢でした。

「まずは試す」で自分をDX

これまでの2つと毛色の違う答えにはなりま須賀、まずは自分で試してみることで、自分自身のDX、というと奇妙な言い方かもしれませんが、世の中で進む「デジタル化」と接点を持ち続けたいという気持ちもありました。

縁あって新聞社員の立場でIT企業のニュース部門に出向し、復社後も「デジタル領域でのマネタイズ」が主任務になっていま須賀、もともとインターネットについてもこういうガジェットについても、知識も接触時間も人並み以下だ(った)と思っています。新しい物好きでは決してないですし、今でも情報の入手源として紙の書籍と新聞の電子版(レイアウトされたやつでないとダメ)が手放せない、ただの活字おじさんです。

そうした普段の生活や趣味嗜好まで変えることは難しいでしょうが、せめて買うかどうか迷ったら、倒れる向きは前にしたいと思いました。(後悔しない範囲で)まずはコミットしてみること。これは出向先で聞いた話だったりもします*1

発表から注文、到着まで

前置きが長くなり過ぎましたね。では本題に入ります。

1日遅れで1ヶ月待ち

Appleのイベントで6とSEの発売が発表されたのが、9月16日の未明でした。育休中は大体午後10時に寝ているので、もちろんイベント自体は見ませんでしたが、ちょうど1日検討して、17日午前7時過ぎにSEの購入を決めました。

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SEのGPSモデルである点は、「最初だから」という判断が大きいです。腕時計でスマホの代替が出来るなら、高額のiPhoneを買う必要はない気もしました。営業や取材で客先に出向くことも多いので、色は黒で統一しました。

それにしても、1日遅れで既に3〜4週間待ちなのには驚きました。ただ、待っている期間にApple Storeのアプリをいじっていて分かったのは、これは時計本体というよりは、今回初投入のソロループの品薄の影響らしいということでした。試しでスポーツバンドを選んでみると、早い段階から発送までの期間が1営業日とかになっていました。

それはともかく、ここから首を長くして待つ日々が続きます。

「出荷準備中」に変わってから到着まで1週間

動きがあったのは10月14日。早朝に見ると、ステータスが出荷準備中に変わっていました。

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ここから急にソワソワし始めます(笑)

ちなみにこの段階から注文のキャンセルが出来なくなったので須賀、この日を合わせて少なくとも2日間、Apple Storeの実店舗に当日在庫があったようです。「店員も入荷が予測できない」と別の方のブログで見ましたが、長々と待っている立場からすると、急に当日お店にありますと言われるのはやや複雑な気持ちではありました。

そして翌15日、出荷完了のメールが届きました。

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予定日は21日とのこと。ヤマト運輸のサイトで追ってみると、中国は上海から来るのだそうです。

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上海を出たのが17日、この手の記事でよく見る都内の「ADSC支店(「Apple Delivery Support Center」の略らしいですね)」着が20日。船旅だったのでしょうか。

その後、20日に届くことはなさそうと見切り、予定通りの21日午前を指定。期間内に届けてくれました。

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数時間付けてみてのわずかな感想

そして開封、装着。

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この画面は既に好みにいじったものです。

実際に取り付けてみて、バンドの着脱は意外と簡単だということに気づいたので、使用シーンによって使い分けてみてもいいかなと思いました。ご覧の通り、文字盤もかなり自由に色合いを変えられるので、「時計本体を赤にしたい(私用のiPhone XRは赤)」という欲望はこちらで昇華できそうです。本体のサイズもちょっと悩みましたが、今のところ違和感はないです。

まだ数時間しか着けていないので論評するのは早いかもしれませんが、ソロループは私が想像していたよりは伸びなかったです。サイズも腕の太さを測った上で、少し余裕のある方で決めましたが、それでもちょっとピッタリ感がありました。まあ不都合がありそうなら、バンドを買い替えましょうかね。

 

今さっきまでに文字盤などの設定をして、妻に音声入力でLINEをしてみたくらいで、まだまだ機能の全容すら掴めていませんが、これを機会に、少しでも日々の生活が楽しく、気付きの多いものになっていけばいいなと思っています。

*1:その時例示されていたのはスマートスピーカーでしたが、まだこちらは我が家で活用できそうにないので導入していません