評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に (平凡社新書)
- 作者: 小谷野敦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 新書
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いきなり雑談調で恐縮なので須賀、今他で読んでいる2冊が結構重たくて*2、ちょっとサクサク読める本と思って本棚から呼び出してきた経緯を思えば、そういう印象が先に立つのもやむを得ないでしょう。あと、日本の文壇であった論争や評論などを交えながら、事実認識と価値判断は分けましょうねとか、そういう基本的な部分も教えてくれてはいるので須賀、著者がそうした論争にジャッジを加えてみたり、自分の関わった論争について言い分を述べたりという部分は、読む分には面白いんですけど、恥ずかしながら争われているところのそもそものものを読んでいるわけではなかったりするので、ちょっとここではコメントしかねます。
しかしやはり本を読むことは大事だと思いました。最近集中力がないのでちょっと気になります。最後に引用をば。
言うまでもないことだが、評論家を目指すとしたら、とにかく読書が好きでなければならない。(中略)…だから、遊ぶのが好きだとか、大酒呑みだとかいう人は、評論家に向いていない。