かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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こう並ぶとなんか変態みたいですねwww

ナショナリズムの克服 (集英社新書)

ナショナリズムの克服 (集英社新書)

はい、いきますよww この二人の対談という形でナショナリズムアイデンティティ・民族・グローバル化…といったことを論じる、まぁ予想通りの展開の本です。
第一章と第四章の一部分はそれこそ「姜尚中的な」、カタカナ語と人名と注が延々と並ぶトークが展開されていて面白かったです。間の二つでは両者がこの本での問題意識に絡めて自分の個人史を語っているんで須賀、生姜先生の学生時代の話ってやっぱちょっと引くなwww で四章の最後あたりから議論に羽根が生え始めて、ついに二人は「無族協和」*1の理想郷へ羽ばたいて行ってしまった…という印象でしょうかw やっぱり「グローバル化→国家の消滅」的な印象論に走ってしまうのはいささか安易だと思いますね。
あと個人的には、坂口安吾の「好きな女性が住んでいた故郷をどこかいとおしく感じる」みたいな言葉が印象的でした。確かにこの辺に住んでる時以外で女の子がどうこうとかなかったもんな*2ww その辺も含めて(藁)、私も一度自分の個人史について考えてみましょうかね。前読んだ本でも著者がそういうことやってたことだしw

*1:五族協和から森巣さんが考えた言葉です

*2:しかもこにたんに恋をしてから(ry