- 作者: 姜尚中,森巣博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/11/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
第一章と第四章の一部分はそれこそ「姜尚中的な」、カタカナ語と人名と注が延々と並ぶトークが展開されていて面白かったです。間の二つでは両者がこの本での問題意識に絡めて自分の個人史を語っているんで須賀、生姜先生の学生時代の話ってやっぱちょっと引くなwww で四章の最後あたりから議論に羽根が生え始めて、ついに二人は「無族協和」*1の理想郷へ羽ばたいて行ってしまった…という印象でしょうかw やっぱり「グローバル化→国家の消滅」的な印象論に走ってしまうのはいささか安易だと思いますね。
あと個人的には、坂口安吾の「好きな女性が住んでいた故郷をどこかいとおしく感じる」みたいな言葉が印象的でした。確かにこの辺に住んでる時以外で女の子がどうこうとかなかったもんな*2ww その辺も含めて(藁)、私も一度自分の個人史について考えてみましょうかね。前読んだ本でも著者がそういうことやってたことだしw