北朝鮮の金正日総書記が68歳に、誕生日祝う行事を開催
［ソウル １６日 ロイター］ 北朝鮮の金正日総書記は１６日、６８歳の誕生日を迎えた。北朝鮮では誕生日を祝う行事が催され、シンクロナイズド・スイミングの選手らが「優しい心を持ったわれらが父（kind-hearted father）」と総書記を称えた。
金永南最高人民会議常任委員長は式典で、金正日総書記を「類比なき明晰な司令官（the peerlessly brilliant commander）」と賞賛した。
一方、朝鮮中央通信（ＫＣＮＡ）は、金永南委員長の発言として「（総書記は）米国との対話や交渉を通じ、（北朝鮮と）米国との敵対関係を集結させる必要性を強調した」と伝えた。
北朝鮮ではこの日が祝日となり、シンクロナイズド・スイミングの選手のほか、フィギュア・スケートの選手、日本から訪れた舞踊団などが、金総書記の誕生日を祝う歌を歌い、会場となったアイスリンクでパフォーマンスを繰り広げた。(2月16日、ロイター)
金総書記誕生日に労働新聞が社説「将軍様は太陽」
【ソウル16日聯合ニュース】金正日（キム・ジョンイル）総書記の68回目の誕生日を迎えた16日、北朝鮮・朝鮮労働党機関紙の労働新聞が金総書記への忠誠を促す社説を発表した。
北朝鮮・朝鮮中央通信が伝えたところによると、同紙は「党の周りに一心団結し、人民の理想が花咲く未来に信心高く進もう」と題する社説で、金総書記を「先軍朝鮮の光明な未来を照らす太陽」だと称賛しながら、金総書記だけを絶対的に信じて従うよう住民らに促した。「首領の決死擁衛（擁護）は民族繁栄の生命線」「人民軍の将兵と人民は敬愛する将軍様（金総書記）の主導の下、われわれは必ず勝利するという固い信念を胸に、最後まで将軍様だけを固く信じて従わねばならない」と強調した。
また、金総書記の精力的な公開活動を「人々が1歩進むごとに10歩、100歩とひた走る飛躍の精神」だと説明し、「われわれの歩みは将軍様の強行軍の歩幅に続かねばならない」と、奮発を求めた。(2月16日、聯合ニュース)
