- 作者: 五百旗頭真,北岡伸一
- 出版社/メーカー: 情報文化研究所
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
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『ザ・ペニンシュラ・クエスチョン―朝鮮半島第二次核危機』(船橋洋一)を読んだときにも感じたので須賀、過去の外交構想や外交交渉の過程には、その後を知っている私が聞くとちょっとびっくりしてしまうようなものが多分に含まれています。それは実現しなかったからこそ後世を生きる人間にそうした反応を呼び起こすわけで須賀、それを当時、一定程度実現可能であるとみなしたり、またそうあるべきだと考える人がいたという事実そのものが、その時代のことを語っていたりもする気もします。「歴史にifはない」とはよく言われま須賀、どんなifがどの程度ありえたのかを知ることは、歴史を知る立派な助けになるのではないかと思いました。
まあ、具体的な歴史について述べた本を語るには凡そふさわしくない抽象論ですけどねwww