「櫻井信哉」名乗る男、川崎に勤務か
オウムの特別手配犯、高橋克也容疑者は、偽名の「櫻井信哉」を名乗って現在も逃亡を続けています。この「櫻井信哉」を名乗る男が、川崎市内の建設会社に勤務していることが関係者への取材でわかりました。
特別手配されているオウム真理教の高橋克也容疑者は、偽名の「櫻井信哉」を名乗って川崎市内のマンションを契約し、住んでいたことがわかっています。この「櫻井信哉」を名乗る男が、川崎市内の建設会社に勤務していることが関係者への取材でわかりました。
「（櫻井信哉は）２、３日前からいないと聞いている」（会社関係者）
会社の関係者によりますと、男はこの２〜３日、出社していないということで、菊地容疑者の逮捕後に行方をくらました可能性もあります。
高橋容疑者は現在も川崎市の周辺に潜伏しているとみられていて、警視庁は大量の捜査員を動員し行方を追っています。
（6月5日、TBS）
菊地直子容疑者逮捕後間もなく、彼女をかくまったとして逮捕された高橋寛人容疑者が「川崎で高橋克也容疑者と会ったことがある」と話していると報じられました。それから間断を置かず、上記のような報道や、「数日前にも川崎駅の防犯カメラに映っていたことがわかった」といった報道もなされています。
遅出しじゃんけんの感も拭えませんが(笑)、高橋寛人容疑者の供述が出た時点で、高橋克也容疑者の逮捕も近かろうと推測はしていました*1。そういう情報が逮捕間もなくマスコミに流れる*2ということは、捜査当局が相当の自信を持っているか、市橋容疑者逮捕時のようにマスコミを通じて世間の注意を引きつけ、あわよくば目撃情報などを集める「大捕物」をしようとしているからなのではないか、と感じたからです*3。一歩進んで、追う相手の手配写真が十数年前のものであることを考えると、市民の目撃情報に期待する意味合いはあまり大きくないのではという気もしま須賀、どうやら今までの流れを見る限りでは、少なくとも逮捕近しという推測は大ハズレではなさそうです。もしかしたら、これを書いているうちに発見されたり、出頭したりしているかもしれません…
私は事件取材においてほぼいいところもありませんでしたから、これ以上こういうことを喋ると馬脚が現れそうなのでやめておきましょうｗ ただ、マスコミが探偵ごっこをするのも捜査当局へのおこぼれ頂戴合戦をするのも、それがなぜ必要なのか自省したうえで説明できるのなら必ずしも良くないとは言えないにしても、例えばいざ高橋克也容疑者が逮捕されましたという時に、彼が証言をする(とすればその)ことでオウム真理教とその事件の何に光が当たることになるのかとか、そういうことを紹介できてこそ、報道機関の面目躍如なのではないかと(少なくとも今は)外野から思っています。
