かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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風林火山

日曜に見逃していたので今日見ました。
武田信玄その人との決戦を望むGackt謙信は、高坂弾正の籠る海津城を素通りして妻女山に布陣し、あえて自らの退路を断って武田方をおびき寄せます。対する武田方もGackt謙信との決戦を覚悟しており、一時は敵の退路を断って様子を見るも海津城に引き上げます…てのが今回のお話でした。ちょっと調べてみたんですけど、この合戦がクライマックスとあってかちゃんと作り込んでますね。上記の両軍の動きはほぼ史実と合致しています。ただ信玄の海津城撤収の意図には、①ドラマ通り決戦を覚悟していたからというのと、②上杉軍に退路を確保して越後への撤退(=自重)を促すため、という二つが言われているようです。とにかく霧が出る前に武田軍は大きく動くことですし、次回も必見ですね。
ちなみに第四次川中島合戦当時、四郎(後の武田勝頼)はまだ元服していなかったので、ここで初陣というのはあり得なかったというのが実際のところのようです。ただもし、ドラマであったように勝頼が勘助とともに初陣し、結果若くして戦死、なんてことになっていたらどうなっていたでしょうね? 合戦の数年後の義信の悲劇というのもあるいは起こらなかったかもしれません…