- 作者: 安藤清志,池田謙一,大坊郁夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/09/22
- メディア: 単行本
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ただここで展開されている議論の多くはモデル化されたものなんですよね。つり橋を渡った後に異性を見ると、錯誤帰属が起こってその異性がより魅力的に見える、と言っても、必ず全員がそう感じ、一定の反応を示すわけではありません。まぁ当然のことを言っているだけ*1のような気がしなくもありませんが(藁)、心理学の持つ影響力と魅力の大きさを鑑みれば、そこは一歩引いて、注意してみていくべきかなと思いました。
あと最後に質問です。この心理学の実験内容って具体的にどうやって決めるんですか? さっきの例で言えば、錯誤帰属の実験をするのに他でもない「つり橋」や「異性」を用いる必要性は何なのでしょうか? 確かにこの例ではそこまで不自然ではないので須賀、この本の中では明らかに不自然な、不必要に手の込んだ(ように見える)実験がいくつかあったので気になっています。確かにいくつかの心理的な現象が同時に起こってしまうような実験を避ける、という狙いはあるのでしょうが… 誰か詳しい方教えてください。。。