かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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北川さんとキムチ戦争

この頃流行ってる(?)ニュースを簡単に二つ。

はっきり言って私には彼女の言動の意味とか意図はよく分かりません(当然か)。マスコミでもそういう扱いですよねw ただ報道を見る限り、そんな彼女の「なにがしたい(かった)のか分からない」イメージと、北朝鮮自体がそもそも持っていた「秘密のヴェールに包まれた国家」というイメージが共鳴している、とは言えるのではないでしょうか。ちなみに私が一番言いたかったのはそれじゃなくて(藁)、彼女の日本語についてですwww あれおかしいよね、って彼女も言ってましたが、北川さんの日本語は北朝鮮ツアーでお世話になった現地ガイドさん*1の日本語とそっくりでした。発音とかしゃべり方とか… 尤も北川さんは北朝鮮にいる間、Bさんとさほど変わらない立場にいる別の女性とツインの部屋で暮らしていたと聞くのでその影響、なのかもしれません。そうじゃないかもしれません。その辺は迂闊にコメントできませんが、「酷似していた」とだけは言わせてください。

「中国産キムチに寄生虫の卵が」「韓国産キムチにも」「そのうち一社は日本にも輸出」…。威勢よく語られる寄生虫報道で須賀、じゃあ何という種類の寄生虫で、それが人体にとってどのくらい危険なのか*2、という視点の欠落した報道が目立つ気がします。もちろんそれらの情報が全くないわけではないので須賀、そこに割く時間や文字数の絶対量が圧倒的に少ない(特にテレビ)こと、そして報道が進展するにつれてそれが置き去りにされつつある(特にテレビ)ことはまさに、「寄生虫の卵」に対するマイナスイメージだけが独り歩きしている*3証拠と言わねばなりません。我らが生姜先生北朝鮮の核問題に際して、「原子力技術の専門家がどうして発言を求められないのか」とおっしゃってましたが、ちょっと大げさに言えば今まさにそれに近い状況が出来上がりつつあるのではないかという予感すらしています。それはともかく、卵があったなかっただけではない、そこにどのような問題があってどうすることがより適切なのか、という問題の中身に突っ込んだ議論を展開していってほしいと思います。

*1:女性。平壌外国語大学で日本語を学んだとか。旅行記の「Bさん」です

*2:答えは「回虫」「人体への影響はほぼなし」です

*3:今の政局における「改革イカク」と似てますねww