かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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マジメに三日目

この日はまず国会見学から。議事堂前の駅に集合して、小学生達と一緒に社会科見学をしました。まぁ初めての場所ではないので特にハァハァはしませんでしたが、衆議院参議院の真ん中の、四季の絵とかサンゴ石灰石があるスペースのことは印象に残っています。吉野の桜に十和田湖、そして沖縄のサンゴ石灰石… やはりこれらの場所をあまねく支配していることのアピールなんでしょう。特にサンゴ石灰石ですね。全体通してやはり「近代」的な建物ですよね。見ていて平壌の地下鉄の駅*1を思い出しました。
さて本題に戻りましょう。国会社会科見学の後は国会記者会館にお邪魔し、記者の方のお話を伺いました。この日国会組を引率してくれた、私をケチ呼ばわりする学校長*2に何度も「2ちゃんねるに書くなよwww」と脅された(藁)ので詳しいことは書きません*3が、まぁ一言で言うと政治部の特徴はチームプレイで、立場が上になればなるほど一人ひとりの記者の情報や見解を織り交ぜながら大局的な「状況規定」を行わなければならない…ってことでしょうか。そしてせっかくなので色々と粘着してみたんで須賀、学校長も交えて今後の政治部はどうあるべきか的な話にも踏み込めたのでよかったと思います。もうちょっと具体的に言うなら、総理番が若手なのは実質的な重要性が低くかつ日本の政治がよく見える位置であり、若い記者の訓練にちょうどいいからなんだけど、小泉さんみたいな人が出てきた今それでいいのかな?って話が中心でした、はい。お昼はそこの食堂でいただきました。そこでは「○○支局出身記者は変人が多い」だの「手嶋龍一は(ry」だのといった「2ちゃんねるには書けない」話を伺ってきましたよww
午後は講義。一つ目は「国際報道の現場から」。主に中東にいらした方で、いつも「これが自分達にどうつながるか」を考えながら現場でその「端緒」を探していく彼の姿勢は、「雑報に追われる新聞記者」というイメージとはまた違っていて興味深かったです。そんな彼の安全に対する姿勢…「安全か否かを確かめるのも取材のうち」。まぁそれはそうなんでしょうけどもね。おい、「ぬるほ」って何だ?*4
次は地方紙の社会部の方による「地域社会における調査報道」。ここ数年の同紙の調査報道の成果を、地方紙の特質などといった諸要因への冷静な分析によって語りながら、地方紙と調査報道という二つのテーマとその展望について論じる…といった感じでした。「常に読者を向いて、淡々と書き続けるだけだ」と淡々とおっしゃっていたので、聞き終えた後は正直「まぁそんなものか」程度の感想でしたが、それまでのもたれ合いを清算しつつすべきことを淡々とする、それは並大抵のことではないんでしょうね。ちなみにこの講義は、インターン生にも朝日のお偉いさんにも評判がすこぶるよかったです。
最後は経済部デスクとニュースを読みました。ホリエモンの時はなかなか面白かったそうでw
帰りは何人かで軽くご飯してから帰宅でした。

*1:あこがれの北朝鮮ツアー三日目・平壌一日観光 - かぶとむしアル中なんかをご参照くださいまし

*2:よくタダ酒を飲ませてくれますw あ、彼のポケットマネーですよ、念のため。

*3:そんな伏せなきゃいけないような話はないと思うんだけどなぁ…

*4:彼の名言ですw