かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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こんな夢を見た。

どこかの劇場だかで、舞台を見ているらしいのです。実生活でそんなことをした覚えは、遡っても思い当たりません。舞台のある場、ということで敢えて言えば、年が明けてから落語を聴きに行ったくらいなので、今考えれば唐突感が否めません。
出演は、日本維新の会の議員たち。橋下徹さんはいなかったはずですし、中田宏さんは確実にいたと思います。夢の話ですので、あるいはまた、「日本維新の会の議員たち」を役者の誰かが演じているのかもしれません。
彼らはオーバーな動作で、政治的スローガンを口々に叫んでいます。何と言っていたか、具体的な文句はあまり思い出せないので須賀、どうやらナショナリスティックな日本国家への賛辞をことごとくもじったパロディ劇を展開しているようなのです。例えば、「金鵄輝く日本の」云々が「金鵄輝く中国の」といったように、すり替えられて演じられています。そう、中国ネタが多かったような気がします。
じゃあ何をあてこすっているのか。恐らくその相手は、安倍首相だったと思います。こんなシーンもありました。首相役の役者*1がプロレス技だかを受けてぐったりしたところに、維新議員が温かいうどんの入ったどんぶりを突き付け、その役者の顔をつゆの中に突っ込もうとします。すると周りの出演者は、「日本文化のうどんがお好きとはさすがです!」なんて嫌味のような文句を言い立てるのです。醜悪な憂さ晴らし劇で須賀、なんでわざわざうどんなのか、夢の中でも不思議に思ったものです。
夢での認知というのは不思議なもので、視線の先にある対象を見て分析して、そこで得た根拠に基づいてそれが何かを判断する*2というよりは、まず最初に「これは○○だ!」という確信があって、その理解をもとに物語の解釈が進んでいく*3ような気がいつもするのです。なので、目が醒めた後に「なぜそれを○○だと考えるに至ったのか?」と問い直すと、面白いぐらいに理由が見当たらない。要するに夢の中の思い込みだろ、と言われればその通りなので須賀、シニフィアンシニフィエの関係は恣意的らしいですし(笑)、少なくとも私の認知なんてのはその程度なのかもしれません。
そう断った上でまとめるなら、このパロディ劇は、保守主義というより国粋主義の正統争いというか、日本維新の会が安倍首相に対して「お前のやっている国粋主義なんてパチモンだ!」と言うためのものである、と解釈しました。確かに日本の政治にそうした方向性があるなら、7月の参院選に向けて注目すべきところではあるでしょう。
これは、私がゆうべ見た夢です。これをもとに誰かを批判するなどという的外れなことは、全くするつもりはありません。例えば昔、北朝鮮工作員が大挙して日本に上陸し、自衛隊などによる高圧放水(笑)にもめげず各戸に有毒ガスを散布する夢とか、テポドンが間近に落ちてきて、「こんなことをする北朝鮮に対し、国際社会はどう出るのだろうか」と思った瞬間に着弾して目が醒めた…とか、そんな夢を見たこともありま須賀、それですら私が勝手に見た夢であって、第一義的には、北朝鮮金正日総書記が悪いわけではありません。ですから、中田宏衆議院議員をはじめとする日本維新の会の皆様、ましてや安倍晋三首相を、この一文を以て非難するいわれもなければ意思もないことは、重ねて言明しておきます。
私はただ、いろんな夢を見てばかりでちっとも休まらなかったゆうべの、一番印象的だったそれを書き残しておきたかっただけです。そういえば今日、建国記念日でしたっけ。たまたまだと思いま須賀。

*1:これは役者でした

*2:赤くて丸いものが木にぶら下がっているのを見、もいでその食感を味わってから、それがリンゴであると判断する

*3:これはリンゴなので、赤くて食用に供するだろうなどと考える