かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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『文系のための統計学の教室』(涌井良幸・貞美)、『統計学が最強の学問である』(西内啓)

 

 ただ今育休のど真ん中にいるわけで須賀、新聞社では「データマーケティング」と呼ばれるような業務も担当していまして、一つくらい勉強をと思い読んでみました。

 

【目次】

 

『文系のための統計学の教室』

文系のための統計学の教室

文系のための統計学の教室

 

1冊目は、統計学の考え方や公式を平易に説明する本です。確率・検定・回帰分析・ベイズ統計学などを扱っています。整理して少しずつ説明してくれている感じがすごくしましたが、ある公式の証明が載っていたりいなかったり、書く方として「どこまで詳しく説明するか」の匙加減は難しいのだろうなという気がしました。勉強になりました。

統計学が最強の学問である』

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である

  • 作者:西内 啓
  • 発売日: 2013/01/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

こちらは数年前のベストセラーですね。1冊目が主眼を置くような統計学そのものや、統計学的知見(リテラシー)をどのように他領域に応用していくかについて一定の説明をしつつ、一番の主眼は書名通り、統計学の威力をアピールするところにあったように思います。

後半の、統計家の中での考え方の違いの話は特に面白く読めました。メタアナリシスの手法は、以前読んだ本でも用いられていましたね。

canarykanariiya.hatenadiary.jp

 

Rを使って云々…みたいなところまでやるつもりは今のところないので須賀、まずは取っ掛かりの2冊ということで、ちょいちょい勉強してみたいです。