かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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思惑が交錯、手に汗握る展開(と朽木氏についても)/「麒麟がくる」第十一話

www.nhk.or.jp

今日はストーリー展開が上手くできていましたね。

今川義元との戦を収めたい織田信長明智光秀の思惑と、斎藤道三と義龍親子の仲を裂きたい土岐頼芸の思惑、調停者としてありたい将軍・足利義輝の思いが絡まりあって、今川・織田の両者に和睦を命じる使者が遣わされたーとの筋書きですね。これらの折衝に光秀が介在している点など、フィクションが積み重ねられていま須賀、全体の構図に基づいて展開されているだけに、違和感のない、手に汗握るストーリーになっていたと感じます。

次回は尾張・美濃ともに親子関係に変化がありそうです。光秀の結婚だけでなく、こちらに注目したいです。

 

ちなみに、で一つだけ言うと、最後に将軍家が頼った朽木氏は、源平合戦でも活躍した名門・近江源氏(頼朝や足利氏などとは別流の宇多源氏です)の流れを汲んでいます。信長の野望では地味な印象なので須賀、京に近い西近江を拠点としたことで、室町幕府にも影響力を持ったそうです。調べてみると、信長を救ったり、関ヶ原で寝返ったとされたりと、この先も結構重要な役割を演じるのですね。本作でどこまで出てくるかわかりませんが…

 

 

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