かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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(いまさら前回分)慶喜は何を謝れば?/「西郷どん」第三十六話

第36回「慶喜の首」|NHK大河ドラマ『西郷どん』
先週の分で須賀、録画で見ました。
鳥羽伏見の戦いは、錦の御旗の効果もあって新政府軍が勝利し、徳川慶喜は密かに大坂から江戸へ逃れます。江戸に向けて進軍する西郷吉之助の元には、各方面から戦火の拡大を避けるよう働きかけがあり、篤姫とも12年ぶりに再会することになったのでした。
まさに時代を画する放送回だっただけに、懐かしい顔を含めて多くの登場人物が入り乱れていましたね。西郷信吾はいい役回りでしたね。西洋医療を受けて息を吹き返した経験が、この先訪れる彼の人生における一大決断にも影響を与えたのかもしれません。ちなみに英国人医師ウイリアム・ウイリスと吉之助との縁はこれにとどまらないでしょう(放送されるかどうかは知りませんが)。
懐かしい顔と言えば幾島でしょう。ノリが変わらなくて安心しましたが、こんな一大事なのに悲壮感はなかったですねw ちなみに「翔ぶが如く」では樹木希林さんがこの役でした。
一方でよく分からなかったのが慶喜の側室・およしの発言でした。「西郷様に謝ればいいではありませんか!」と訴えていましたが、慶喜の立場として何を謝ればいいのでしょうか? 状況をよく呑み込めていない存在として彼女を描いた、ということなのか、それともこのセリフを書いた人間が状況をよく呑み込めていないのか…前者であることを祈りたいです。