かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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水戸黄門の印籠はどこに?/「西郷どん」第十九話

第十九回「愛加那」|NHK大河ドラマ『西郷どん』
西郷吉之助は、菊池源吾として過ごしながら島に馴染み、一方で島民たちの過酷な暮らしに思いを寄せていきます。とぅまらの龍家が不正の濡れ衣で追いつめられた時、彼らを救ったのが吉之助でした。それが直接の契機となってとぅまとの距離が縮まり、遂に2人は結婚することになったのでした。
今回はラブストーリーがメインという理解でいいのだと思いま須賀、一番のポイントは例の代官所破り事件ではなく、放送回の狭間にあったような気がしています。まずは前回、初対面の2人の相手に対する印象は恐らく非常に悪いものでした。ただ、放送の最後に多少の歩み寄りがあり、そこから関係が発展していくことも示唆されていました。そして今回。放送が始まった時点で、特にとぅまの側から既にある程度吉之助に寄り添っているような言動が見えた気がするんですよね。つまり、前回終わってから今回始まる前までの間に、2人の関係が結構育ってきていたことが匂わされていると思うのです。これは多分そういう表現技法なのだと思うことにしているので須賀、その間の落差は結構感じましたね。
絵的には代官所破りのシーンだったので生姜、あの水戸黄門的なオチの付け方には如何ともし難いものを感じました。あの時点での吉之助や(書状の送り主である)大久保正助の藩内での立ち位置を予めもっとしっかり描いておかないと、「西郷吉之助」の名やあの書状が水戸黄門の印籠の役割を果たす理由を説明できないと思うので須賀…。まあ来週はそちら向きの話になりそうなので、その点でのフォローも期待したいものです。