もう土曜日なので須賀、明日に向けてフォローしていきましょう。
第十六回「斉彬の遺言」|NHK大河ドラマ『西郷どん』
大老井伊直弼は、水戸斉昭・一橋慶喜らに次々と蟄居などの処分を下し、水戸藩への密勅をきっかけにさらに一橋派への弾圧を強化。西郷吉之助と月照は薩摩へ向かったものの、橋本左内は捕えられてしまいました。
今回は吉之助と月照の掛け合いが目立ちました。斉彬の死を告げる、吉之助の自殺を思いとどまらせるなど、やっと2人の心の交流が描かれ始めたなあという感じです。ただ個人的には、十三話で触れたような制作側の思惑や、この後2人の身の上に起こる出来事を考えれば、登場当初からもうちょっと怪しげな感じでこの人物を描けなかったのかという気がしてなりません。
管見では、今回はいつもと比べればかなり史実を重視したストーリーになっていました。ただ、吉之助と月照が薩摩まで終始一緒に逃げたかというとそうではないようで、その点は2人が関係を深めていく描写ということなのかもしれません。もう明日で須賀、その結末がどう表現されていくのか注目したいです。