かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

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ついに西田敏行が登場へ/「西郷どん」第三十八話

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戊辰戦争には西郷吉之助の弟・吉二郎も参加しましたが、越後で戦死の憂き目に。戦争後、吉之助は大久保一蔵に引退を告げて薩摩に戻り、髷を切るのでした。

南島暮らし時代も、京や江戸で奔走・奮戦していた時も薩摩の西郷家を切り盛りしていた吉二郎の死は吉之助にとってショックだったようです。陣中でも急性の鬱症状が出るほどだったといいます。

史実でいくと、この前後に吉二郎の妻は子供を出産したものの、夫の訃報が響いたということもあるでしょう、産後の肥立ちも悪く間もなく亡くなってしまいます。ドラマでは柏木由紀の見せ場もありましたが、この先はどうでしょうか。

あと吉之助と一蔵とのシーンで須賀、やっぱりああいうのが唐突なんですよね。「大久保一蔵がいれば大丈夫」という、あれとほぼ同様のセリフは「翔ぶが如く」の征韓論のところにもあって、あちらの流れの中では違和感のないセリフなのですが、今回の「西郷どん」の中ではあまり説得力がない。

これは一蔵が吉之助と心理的に支え合ってきた同志であることは描いても、幕末維新の政治過程の中でどういう役割を果たしてきたかはほとんど描いてこなかったからでしょう。前回も触れたように、この先はこの二人の関係が核になるはずなので、今からちょっと、不安は増すばかりです。

 

いろいろ言いましたが、今回個人的に一番印象に残ったのは予告編でした。これまで語りを務めてきた*1西田敏行がついに登場するようです。発言内容からすると、愛加那との間の子、菊次郎ではないかとも思えるので須賀・・・ここは注目したいです。

*1:翔ぶが如く」では主役の西郷隆盛役だった