親子の2016年2月読書「月間賞」

• 『なおみ』(谷川俊太郎、沢渡朔)

なおみ (日本傑作絵本シリーズ)

私はこちら。喫茶店で見かけてショックを受け、そのまま書店で買って帰った絵本です。ネットを見るとよく「怖い絵本」の筆頭格のように扱われていま須賀(確かに写真は怖い)、少女と日本人形の対照から、「時間」というもののありようをまるで断層のように克明に示してくれる作品です。一度読んだら頭を離れないフレーズと写真は、著者２人の詩人・写真家としての力量を示しています。
ちなみに買った絵本は一番身近な「なおみ」さんにプレゼントしましたが、彼女が娘に読み聞かせるかどうかはわかりません。

• 『でんしゃにのったよ』(岡本雄司)

でんしゃにのったよ (こどものとも絵本)

息子はこれ。本物の電車も大好きです。何度も聞いて覚えたのか、作中の特定のフレーズはこちらが読む前に自分で言って喜んでいます。前紹介した『しろくまちゃんのほっとけーき』でもやりますし、歌もシャドウイングのようにしてよく歌います。聞いた言葉を覚えるのが得意になってきたのですね。