現場を離れて久しい新聞記者のブログ。 読んだ本の紹介や旅行記(北朝鮮竹島イランなど)が中心です。 

『軍事学入門』(防衛大学校・防衛学研究会編)

軍事学入門

軍事学入門

防衛大学校の教員らによって書かれた軍事学の入門書。リーダーシップ論なども含む理論から、戦時国際法や戦争の歴史、陸海空のみならずNBC戦や電子戦*1、ミサイル兵器についてまで幅広く扱われています。「日本は米英によって第二次世界大戦に追い込まれたのだ!」とか、その他もろもろの要らんこと*2が書かれていたりもしま須賀、私としては、これまで用語とその直接的な意味くらいしか知らなかった事柄の背景として、どういうことが言われているのかを学ぶことができ、有益でした。この本が最適任であるかどうかまではちょっとわかりませんが、国際政治を勉強するなら一度、軍事のことにも触れておくべきだというのはよく分かりました。
一つだけ言うなら、こういう分野では特に難しいことだとは思いま須賀、そろそろ内容を更新した方がいいですよね。「対テロ戦」と謳われたような非正規軍というか、いわゆる武装勢力への対処については一節を設けていいんじゃないかと思ったり。もちろんそんな連中は武力でぶちのめせ!と言っているわけではありませんけど。

*1:電波妨害とかステルスとか

*2:「軍事力の本質や特質を記述」しようとする本には不必要であり、また内容的にもあまり論ずるに値するとは思えないという二つの意味です