かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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トルコ・キプロス新婚旅行九日目・カッパドキアのグリーンツアー

写真で見るカッパドキア―グリーンツアー編

この日と翌日はそれぞれ一日ツアーなどに参加して、カッパドキアを満喫します。国際的にも著名な観光地でありますし、「ご宣託はともかく、まあ見てみなさいよ」という世界でもあるので、最初にカッパドキアとはという形で簡単に説明した後、写真を中心に紹介していけたらと思います。
カッパドキア」というのは、そもそもはアナトリア内陸の幾許かの地域を示す語であったようです。モノの本などによれば、1千万年ほど前から、エルジエス山などという火山が活発に活動して辺りに火山灰や溶岩をまき散らし、それらが積み重なった地層が、風雨などの浸食を受けた結果残ったのがあれ、ということらしいです。また、一帯はヒッタイト時代から交易ルートの要衝とされたほか、4世紀前後からはキリスト教徒が住み始め、地下都市を営むなどしてその時々の敵から身を守ったとされています。
この日は地下都市や渓谷など、南西の外縁部を巡る通称「グリーンツアー」に参加。メンバーは、日本人女子大生のアヤさんと、チャラさの度合いにそれぞれ差のあるイタリア人男性3人*1、(確か)アメリカ人女性2人と私たち、そしてガイドのブラクさんの9人でした。
あまりご託を並べるつもりもありません。一緒に自然が織りなす風景*2を楽しみましょう!

  • ホテルにて朝食

  • ギョレメパノラマ




出過ぎである、自重しろwwww

  • デリンクユ地下都市

この地方には複数の地下都市があります。古くはヒッタイト人から、そうした居住方法が行われてきたそうで、ビザンツ期にはキリスト教徒が、非常時にはこれらの場所に拠って、アラブ人やペルシア人から身を守ったんだとか。ここデリンクユにはなんと4万人が住んだといい、家畜小屋や食糧保存庫、教会と神学校、ワインセラーなどが備えられています。



ブレブレでいい写真がなくてすみません。ちなみに、上記のグループで上ったり下りたりと探検したんで須賀、唐突にそう名乗ったのでどういうわけか私は仲間内で「忍者」と呼ばれるようになりました。

  • ウフララ渓谷

全長12キロ、崖の高さ100メートルという大渓谷は、火山の溶岩が冷えて割れたことで形成されました。なんか「ウフ♪ララ♪」とか言ってた日本人もいましたが…。



こちらは、渓谷にあるアーチアルトゥ教会に描かれた「イエス笑点昇天」。



散策を楽しみます。やはり日本の野山とは植物が違いますね。


休憩タイム。ツアーのメンバーともここで自己紹介をしました。3人組とアヤさんが流れの中のベンチに座っていて、細君だけがその輪に加わったので須賀、その間「彼はここにいるんだけど、忍者だから見えないだけなんだ」などと散々噂されていたそうです。

右下を歩いているのが同じグループの皆さんです。ご覧の通り、この頃既にイタリア3人組のうち最もイケメンかつチャラ男の彼が、アヤさんにロックオンでアプローチするようになりました。自然になのか計算ずくなのか、急な坂でさっと手を差し伸べるあたりは感心させられましたねww 真似をしたいとは思いませんけど。


遅めの昼食はこのレストランで。ここでは「たかってくるハエを忍術で何とかしろ*3」「服の色と時計の色が同じ*4なのは、同系色で身を隠すためだ」などといじめられました。

あら、かわいい。


まず、「これが修道院なのか!」というところですよね。

こんなところを登っていきます。また「跳べ、忍者マスター!」的ないじめを受けるわけです。せっかくなので、過剰にへっぴり腰になりながらコミカルに飛び移って見せましたw



たまには内部の写真も。まさに地下都市がそうですけれども、よくもまあこんなものを作ったものだと感心させられます。もちろんそれは、あちこちの原っぱだとか海だとかを摩天楼にしてしまった人たちに対しても向けられるべき言葉なんでしょうけれども。

  • 宝石工場


実演してくれます。まあこうやって、観光客がお金を落としていくような仕組みが組み込まれているってことなんですね。もちろん買いませんでしたがww

  • ウチヒサル


ハトで有名な場所で、糞はブドウ畑の肥料としても利用されたそうです。


例の「ナザール・ボンジュウ」で須賀、ここまで一生懸命飾り立てられると、元がよほど不吉な木だったのではないかと勘繰ってしまいます。
これにてグリーンツアーは終了。午後6時15分ごろに宿に戻ってきます。

  • 夕日と夕餉

そこからオトガルに向かい、翌日夜発のイスタンブール行き夜行バスを確保。奇岩を照らす夕陽を感じながら、夕食を取りにレストランへ。



こういう場所にありまして、

かぼちゃの花のドルマなど、ご当地メニューを楽しむことができました。パンにかぼちゃの種をつけて食べるというのも面白かったです。

食べ終わる頃には辺りも暗くなっています。帰り道ではイタリア3人組とばったり出くわし、お互いに「明日気球に乗るんだよね」なんて話をしました。

宿からの景色は幾分煌びやか。どこからともなく鼓笛隊の音も聞こえてきます。何だろうと思って宿のテラスに座っていたアラブ人に尋ねると、どうやら結婚式が行われているようです。降りて見てみたい気もしま須賀、明朝は気球ツアー。早く寝ることにしましょう。

*1:マルコさんand so on

*2:まあどの山や川も自然が織りなしているんですけどね

*3:トルココーヒーを蚊取り線香のように焚いて虫よけにしていました

*4:ピンク