現場を離れて久しい新聞記者のブログ。 読んだ本の紹介や旅行記(北朝鮮竹島イランなど)が中心です。 ブログランキング・にほんブログ村へ

中国周遊記三日目・南京観光

南京大虐殺紀念館!?

反日巡り」はいきなりヤマ場に?

この日は8時15分頃起きて、9時に宿を出ました。そしてコイン状の切符を使う2元の地下鉄に乗って*1第一の目的地へ。それがどこかですって? そうです、南京大虐殺紀念館です。
南京大虐殺紀念館は正式な名称を「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」といい、1937年12月にあったとされ、その数や存在そのものについて今でも激論が交わされている南京大虐殺における、日本の残虐行為を後世*2に伝えるべく建てられた紀念館だそうです。私自身は、当時の南京で虐殺と言われるような事態が起こっていたことそのものを否定する立場ではありませんが、かといって中国側が主張する30万人という死者数が妥当であるとも思いません。じゃあ何人死んだと思うのかと言われると、ちょっとわからないというのが正直なところ*3だったりするわけです。なら見てきてやろう、そんなわけで行くことになったのです。ただまぁ表現に正確を期すならば、南京に立ち寄ったのは間違いなくここに来るためですし、この紀念館を初めとする抗日紀念館の類を見ることで「反日」を肌で感じることは、この中国旅行そのものの大きな目的でもあったのです。そんなわけで私たちは、「私は歴史を勉強しに来ました」という中国語を呪文のように唱えながら、地下鉄の駅を出て厳しい日差しの中を歩き始めたのでした。

市街地にそんなでかでかと…(汗)

南京地下鉄の三山街駅から西へと進む道には街路樹が生い茂り、時おり吹く風はそう不愉快でない感覚を私に与えてくれました。それでも資料館へと歩を進めるにつれて二人の緊張の度合いも増し、無口に西へ西へと歩き続ける…ハズだったので須賀、ある時その通りに関するある異変に気がつきました。同じ通りにしつこいほど同じ広告があったのです。しかもその広告というのが…

これにカメラを向けて写真を撮る行為自体に結構勇気が要りましたww まぁ大体何の宣伝なのかはごらんになればお分かりいただけるとは思うので須賀、こうした宣伝が街中に堂々と(しかも大量に!)あることが何を意味するのか、しばし考え込んでしまいました。

きれいな莫愁湖公園もスルーして…

しばらく歩いていくと、右手に莫愁湖公園が見えてきました。莫愁湖とは中国六朝時代の美女・莫愁が身を投げたことからついた名前で、現在はその一帯が公園になっています。外から見るだけでも非常にきれいな公園で、少し心が休まりましたが、こんなところで道草を食っているわけにはいきません。だってほら、私達の目指す南京大虐殺紀念館はもうすぐのところにあるんだから… というわけで外からの写真だけで失礼しますw

ちょwwっww待てよwww

そして11時過ぎに、ついに目指すべき場所にたどり着きました。この旅の第一の目的地とでも言うべきこの紀念館に、一体何が待ち受けているのか。そもそも危害を加えられずに帰ってくることができるのか*4。そんなことを考えながら、しかし紀念館やそこにいる人たちに失礼と取られるような言動は厳に慎むよう、首に巻いていたタオル*5もしまい、ペットボトルもカバンに入れて、紀念館の住所が書かれた門をくぐりました。しかしそこは事務所か何かのようで、展示がありそうな気配が全くなかったのでいったんそこは出て、さらに先に進むことにしました。すると…

改修中かよorz 日本に帰ってから調べたところによると、この資料館は南京大虐殺70周年に当たる今年の12月13日の落成に向けて、拡張工事中だったんだそうです。ちゃんと調べてから来いよって話ですよねwww ただがっかりした反面、ちょっと安心した私もいましたとさ。

夫子廟、中山陵と南京の市街地

えっ、拒食症??

その後近くのバス停から地下鉄の駅までバスで戻り、ケンタッキーに入りました。ここの路線バス(2元均一)は、見た目は日本のものと大差ないんですけど、どうやって降りるアピールをすればいいのかよく分からないんですねww 降車ボタンらしきものがどこを探しても見当たらなかったので、とりあえず人が降りそうなところ(=地下鉄の駅)で自分たちも降りることにしたのですw ちなみにケンタッキーでは、11元払ってポテトとコーラだけ注文しました。本当は何も食べたくなかったので須賀、さすがにそれはヤバイと思ってポテトを追加することにしたのです。しかしこの時は自分の食欲のなさにかなり焦りましたね、これだけ歩き回ってものを食べる気がしないというのは人生で初めての経験でした。まぁ暑さのせいだったと思うんですけどね(汗)
昼食後は駅から程近くにある南京夫子廟を見に行きました。南京夫子廟というのは、まぁ孔子を祀っている廟ですねww 周辺も繁華街として賑っています。街の雰囲気としては浅草と竹下通りを足して2で割ったような感じ*6でした。

そしてその中にあった、客のいないハーゲンダッツのお店に入って一番安いアイスを注文してみたんで須賀、これがなんと25元w 客がいないわけですwww

鐘を突いて金を取られる

合計*730元払って入った夫子廟の最初の建物には、孔子の像やら「この時孔子こうした」みたいな展示やらが並んでいました。そしてその建物を突き抜けると中庭があり、そこには大きな鐘が。そばには「9回鳴らすと幸運が訪れます」と書いてありました。なら鳴らすっきゃねえだろってわけで迷わず9回鳴らし、満足げにその場を立ち去ろうとすると…なにやら監視員のおばさんが中国語で声を上げはじめました。何かあったのかと思ってその人のほうを見るも、特に何事もないようなので再び前へと足を向けます。するとまたおばさんが何か言っている。私は「ぼく?」と自分の方を指差しておばさんの表情を窺うと、やはり私に用があったようで、頷きながら右手を五本指、左手を四本指立ててまた何かを言っています。そしてどうやらこのおばさんは私にお金を要求しているらしい。しかもその金額は54元です。なんでいきなり54元もの大金を要求されねばならないのか全く理解できなかった私は、今から思えば結構な形相で「Why?」とおばさんに聞き返します。その意味が通じたかどうかはわかりませんが、もちろんおばさんのリアクションは中国語です。となると二人のコミュニケーションは平行線なわけで、そのうち近くにいた中国人観光客の人たちも集まってきました。さすがにこれでは埒があかないな、と思った時、Kくんがこう教えてくれました。
Kくん「この人はとりあえず10元出せば1元返してやると言ってるよ」
私「…!」
なるほど、9回鳴らしたから9元かw 確かに鐘の近くにそれっぽいことが書いてあったことを思い出した私はここでやっと9元払い、程なく案の定「鐘突き1回1元」と書いてあったことを確認するのでした。おばちゃんごめんねwww

銀行で換金

そんなこんなで夫子廟見物を終え、2時ごろに近くの中国銀行に着きました。中国では原則としてこの銀行でしか外貨の両替はできないと聞いていたので、とりあえず持ち込んだアメリカドル(約500ドル)を全て人民元に換えるために来たのでした。ここで昨日勉強したばかりの「換銭(=両替)」という言葉を連呼してみたところ全く通じず、仕方なく英語に切り替えたという悲劇もありましたが(藁)、レートは浦東空港の銀行より若干よく、500ドルが約3800元になって返ってきたのでした。まぁこんなに要らなかったんだけどねorz

必殺技誕生の瞬間!?

お次は中山陵に行くべく地下鉄(2元)に乗り、中山陵行きのバスの出ている駅へと向かいました。駅の改札前の自販機ではファンタオレンジ的な飲み物(3元)を買いました。んで目的の駅に着きバス停の路線図を見ると、なんとKくんが路線の9と6を見間違えていたことが判明ww ただまぁそれで引き下がるのも悔しかったので近くのお店でお買い物をすることにしました。
そこは中国ではよくあるような、飲み物とお菓子なんかを扱った小さなお店で、おばさんが店番をしていました。Kくんが危なげなく(笑)飲み物を買ったあとが私の番です。ここでは甘くない飲み物が欲しくて*8水を買おうと思ったので須賀、いちいち一本ずつ買うのも面倒だと思って二本買うことにしました。そこで欲しい水を指差して、もう片方の手で指を二本立てながら「イー、イー」(私の脳内では「2、2」)と、これまた習いたての中国語で言ってみました。しかし何度言っても一本しかくれない。結局30秒近くあれやこれやとやったあと、ようやくジェスチャーが通じたようで二本の水(4元)を袋に入れて渡してもらうことができました。この時おばさんがわざわざ水を袋に入れてくれたこと*9と、何より水を二本買う外人のために長々と付き合ってくれたことがとても嬉しくて、満面の笑みを浮かべて「謝謝!」って言ったんで須賀、おばさんもまた満面の笑みで笑い返してくれてさらに嬉しかったです。こうして私のこの旅行での最強の必殺技(=何かしてもらったらとりあえず相手の眼を見て満面の笑みを浮かべながら「謝謝!」と言うww)が誕生したのでしたwww それを見たKくんの発言。
Kくん「実は笑ってごまかすタイプでしょ?」
私「そんなことないよー」
まぁ言葉によらないコミュニケーションて大事ですよねwww
ちなみにお気づきの方も多いかと思いま須賀、中国語で「イー」というとそれは「1」を指します。ですからおばさんが一本しかくれなかったのは当然なんですねww じゃあなんで私が「2」のつもりで「イー」と言ったかというと、「이(「イー」と発音)」が「2」を意味するからです。どう見ても韓国語です。本当にありがとうございました。

百貨店でも英語は通じず

そして再び地下鉄に乗って、今度こそ中山陵行きのバス停のある駅で降ります。この駅は南京地下鉄の中では一番大きな駅で、地下街みたいなショッピングモールとも連結しています。その上駅の上には大きな百貨店が。旅行中使う目覚まし時計が欲しいというのもあったのでとりあえず入ってみることにしました。中はまぁ百貨店は百貨店だよねという感じで、日本のそれとさして違いはありませんでした。ただ最上階のサービスカウンターではもちろん英語は通じず、「目覚まし時計」を伝えるために一生懸命筆談をしていたら、また中国人客の皆さんに遠巻きに取り囲まれてしまいましたけどねww なんか香港人だと思われてたっぽいしw
あ、ちなみに意思疎通には失敗しました。ジェスチャーつきで「ジリリリリリリリ!!」とかやろうかと思ったけどさすがにやめましたw

孫文が眠る中山陵

さて、寄り道はそのくらいにして中山陵に向かいます。2元のバスで中山陵のある紫金山の麓に着いたのは午後4時ごろ、だいぶ陽の光も和らいで過ごしやすい気温になっていました。と見上げてみると、入場ゲートの脇に「ただいまの気温 34℃」との表示が。これで34℃だったら昼間何度だったんだよwww
そんなわけで80元の入場料を払い、中へと入っていきました。中山陵というのは孫文の陵墓で、長い参道を登ったところに孫文の遺体が安置されている墓室があります。

ここはかなりキレイな雰囲気の場所で、麓にはちょっとした子供向け娯楽施設のようなものもありました。そして頂上からは南京市街地も一望できます。そういった意味で、純粋に景色を楽しむことができました。とは言っても、ここはやはり中華民国の建国者・孫文の墓です。意外と孫文にまつわる展示物などは少なかったので須賀、親子連れの子供が父親に対して「台湾、台湾」などと言っているところを見るにつけ、ここが彼らに歴史を想起させる場所であるということは窺えました。
帰りのバスでは小銭がなかったので諦めて5元払ったら、バスのおじさんが次のお客さんの2元のうち1元だけお釣りをくれました。お釣りは出ないと書いてあったのでありがたいと言えばありがたいので須賀、どうせならもう1元くれればよかったのに…あるいは二人分と勘違いしたのでしょうか。とにかくバス4元。ちなみにこのバスは宿から結構近いところで停まってくれたので、地下鉄に乗り継ぐ手間が省けました。帰りがけに「鮮の毎日」というジュースを3元で買いました。いえ、別に直訳したわけではありません。本当にそう書いてあるんです。不思議なネーミングセンスですよねww

なんとか生還w

ホテルではシャワーを浴びて少し休んだあと、8時半頃に買い物&夕食に出かけました。コンビニでは飲み物を三本*10を買って10.3元。あと夕飯は中華をいただいたんで須賀、ここでいくら払ったかについては記録が残っていませんorz
こうして投石されることもなく無事に一日を終えられたので須賀(藁)、もちろんあの電話はかかってきましたw 「あんま」が何とかと中国語で言われたのですかさず「不要(=要りません)」と言ったので須賀、それでも何かしゃべり続けていたので仕方なく「Can you speak English?」と聞いてみました。するとあちらは「Can you speak Chinese?」。自分が中国語ができないことを誇る気持ちはさらさらありませんが、日本人相手に商売するつもりならせめて英語くらいは使われてはいかがでしょうか。この日は2時過ぎに就寝しました。

*1:ちなみに最寄り駅の自販機でペプシコーラ(3元)を購入

*2:初めの変換で「公正に」と出て吹き出しそうでしたww

*3:というよりは、何人殺されたかというより虐殺があったかどうかという事実が重要だと思っています

*4:これはK君がとても心配していました

*5:基本そんな格好で中国各地をうろついていましたw

*6:はい、東京中心主義丸出しですねww

*7:この「合計」ってのはですね、中国のこういう観光地って往々にして有料エリアの中にさらにお金を払って入るエリアがあったり、メインエリアの前座でお金を取ったりっていう仕組みになってるんですよねw 途中でそのことに気づいて入る場所を選別するようになったんで須賀、今後もこういう場所が続くので以後こういう表記にさせてください

*8:言い忘れてましたが、中国のペットボトル飲料はことごとく甘いです。前の日に買ったレモンティーが甘かったって話もしましたが、緑茶やウーロン茶まで甘いですからねwww ただ中国では、家でペットボトルや水筒にお茶や水を入れてくる人が結構いたので(私も日本でそうしてま須賀w)、街中で甘くない飲み物を買う必要がない、というのが一因としてあるのではないかと思います。それにしてもこれには苦労しましたww

*9:まぁ普通っちゃ普通で須賀w

*10:イチゴ入りの謎のトマトジュース、ウーロン茶、スポドリ