かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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中国周遊記二日目・上海から南京へ

上海とのしばしの別れ

そうか、デポジットかww

翌朝は6時15分に起き、身支度をして一時間後にホテルをチェックアウトしました。すると受付のお姉さんがデポジットだと言って100元札を一枚返してくれたではないですか! やっぱり昨日の一泊200元という話は本当だったようです。嬉しくなって(?)フロントで2元の水を買ってしまいましたw

南京行き長距離バス

こうしてホテルを出発した私たちは、南京への長距離バスに乗るため上海駅を目指します。当初は上海より南にある名峰・黄山に行く予定で、ホテルのお姉さんにバスの時間まで聞いていたので須賀、昨晩の作戦会議で黄山行きは断念し、まずは南京を目指すことになったのでした。最寄の人民広場駅からバスターミナルのある上海駅まで地下鉄で移動(3元)し、無事バスターミナルを発見。南京行きのチケットも97元で入手できました。そしてマックで辛口のチキンバーガー(11.5元)を食べて、9時ごろバスは発車しました。
このバスは日本の長距離バスとあまり大きな違いはなく、快適に過ごすことができました。あえて違いを挙げるとすれば、途中のサービスエリアでの休憩中、乗客は有無を言わさず全員バスから締め出されてカギまでされてしまうということでしょうかw 何もそこまでしなくても…
そんな感じの平和な道中、私はもっぱら外の景色を眺めていました。と言ってもバスは大体の時間高速道路を走っていたので、景色というよりは高速道路を見てたってことになるんですけどねw この高速道路自体はアメリカや韓国のそれと似た雰囲気で、広告の看板がいくつも掲げられていたので須賀、中でも「国際」の文字を含んだ広告が非常に多かったのが印象的でした。あとまぁ広告主募集の看板も多かったですけどねww

そして南京へ

かまどの中を這いずり回る

そんなこんなで外を見たり居眠りこいたりとしているうちに、南京の街が近づいてきました。ちょっとした山を抜けて盆地に入ると、そこが南京の市街地です。バスは午後1時に南京市内の長距離バスターミナルに到着しました。そしてバスを降り、雲ひとつない快晴の南京に降り立つと…暑っorz 上海の比ではない猛暑と湿度に襲われて、瞬く間に汗だくになったのでした。
バスターミナルではしつこいタクシーのおじさん*1を振り切りながら市内地図(5元)を購入し、適当に宿を捜し歩くことにしました。が、安宿が全然見つからない。結局炎天下の南京市内を、大きな荷物を背負ったまま4時間近く歩き回る羽目になったのでした。その間5元で買った1ℓ入りの激甘レモンティー*2に辟易したり、間違って迷い込んだ裏路地で一家族一店舗みたいなまさに昔ながらの街並みを見つけたり、その後に入ったマックで『とんぼ』*3の中国語カバー曲が流れていてマックと二重で安心したり*4と、面白いことは多少ありましたが、あの暑さを思い出すだけで今更欝になってきたので割愛しますww あ、市街地の写真を貼ってみますね。

ついでながら、これは迷子中に通りかかった高校に貼り出してあった大学合格者一覧ですw

ちなみにさっきから何かにつけて暑い暑いと連呼していま須賀、これは私が暑がりだからというだけではありません。この南京市は夏の暑さで有名で、武漢重慶と並んで「中国三大かまど」と呼ばれているのだそうです。ちょwwっwwかまどwww

英語が通じないのがデフォなのにようやく気づいた南京市内

そして5時ごろチェックインしたホテルは、バスターミナルから程近い(←www)白宮大酒店。一泊290元ならよかろうということで入ったホテルでしたが、まずフロントで英語が全く通じないのに驚きました。その割にはチャラチャラした感じで写っている私のパスポートの写真を見て「beautiful!!」とか言ってましたけどww サービスで言っているとしてもバカな私は結構嬉しいんで須賀(爆)、その時は「とりあえずこっちはヘトヘトなので早くしてくれ」と心から思いました。
ホテルは290元の割には、と言うべきか290元払っただけあって、と言うべきか、なかなか清潔感もあって立派でした。ただデポジット込みで二泊1200元ってどんだけデポジット取るんだよって話ですよねww
さてさて、ホテルのシャワーで一度汗を流した私たちは、次の移動のための列車の切符を買いに駅へと向かいました。明日10日は南京市内を観光し、次の11日に南京から泰山に向かう計画を立てていたので、11日の南京―泰山の切符を手に入れる必要があったのです。ホテルから15分ほど歩いて南京駅へ行き、どうやって窓口で自分たちの意思を伝えるか相談しながら切符売り場*5の列に並んでいました。するといかにも狡猾そうなおじさんが私達の斜め前に突然現れてじわじわと入り込み、ついには見事に割り込まれてしまいました。まぁそんなことは二人とも気がついていたわけで、完全に前に入られた瞬間に顔を見合わせて「あーあw」みたいなことを言いながら苦笑していたので須賀、なにか言っているということに気づいたおじさんに顔を覗き込むように見られたのがこの上なく不愉快でした。いや、今思えば、むしろ彼の外国人の足元を見るような態度と行動には悲しみすら覚えたような気がします。
ともかく切符自体は無事に買え、しかもその41元という安さにほくほくしながら中華料理屋でベタな中華料理*6を食べて(二人で24元)宿に戻ったので須賀、ミニッツメイド(3.5元)を買った駅前の出店でも夕飯を食べた中華料理屋でも、英語は全くといっていいほど通じないんですねorz しかも彼らはどんなに自分の話す中国語が通じていなくても、他の方法でコミュニケーションをとることをほとんどしようとせず、ひたすら中国語でまくし立て続けるのですww そんなわけでホテルでは、Kくんに教わりながら中国語の勉強をすることと相成りました。
この長い長い一日は午前2時に終わりました。寝る前にちょっとだけ、Kくん持参のウイスキーをいただきました。あと「マッサージ」を勧める電話は何回か鳴ってましたね、もちろん断りましたがwww

*1:英語が通じないので何を言っているのかはよく分かりませんでしたがw

*2:しかもこれがなぜか人気商品らしい

*3:長渕剛のあれですね、清原が打席に入るときに流れるやつです

*4:ちなみにマックでは5.5元でコーラのLを注文しました。もちろん日本よりは安いですけど中国的には安くないと思います

*5:みどりの窓口超巨大版みたいな位置付けです

*6:マーボーとかチャーハンとか