かぶとむしアル中

取材現場を離れて久しい新聞社員のブログ。 本の感想や旅行記(北朝鮮・竹島上陸など。最初の記事から飛べます)。

北朝鮮竹島イラン旅行記
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南朝鮮偵察記韓国旅行記・六日目

帰ってきました。とりあえず認定頑張ります…
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
これを書いてからちょうど一ヶ月の今日、やっとここまでたどり着きましたww まぁ後はちゃちゃっと…というのはよくないですね、ちゃんとやります。。。
あとこの疲れきったような&不安そうなセリフ受けますねwww そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、ちゃんと三年生になれたからw

さようなら、大韓民国。こんにちは、認定試験orz

二つの異常事態

この日は7時過ぎに起床…ってヴッ、、、オナカイタイ、、、OTL どうやら昨日大量に摂取した辛いもの達*1がいっせいに反旗を翻したようで、お腹が張っているのに音沙汰がない、そして痛いというなかなかステキな症状に苦しめられトイレに籠城。おかげで身支度も遅れてしまい、しまいには全員が私の部屋の前で待機なんていうこれまたステキな光景が現出してしまったのでした。みんなごめんねorz
というわけで六日間お世話になった宿のおじさん&お兄さんにお礼を言って15分遅れで宿を出て、行きに降りたバス停へ…ってない? しかも何か近くにバス停の看板倒れてない? …何がどうなっているのかやや分かりかねる部分も大いにあったので須賀、フライトまで3時間を切っていたということもありタクシーに乗ることになりました。

ぼったくり?じゃなくて??

私達が乗ったタクシーの料金は初乗りが1900ウォン(約240円)で、それ以降は100ウォン(約13円)ずつ上がっていく方式でした。となるとですね、ご想像がつくかとは思いま須賀、メーターがかなりの勢いで上がっていくんですよね。韓国の物価は確かに日本よりも安いんで須賀、13円じゃねぇw しかもタクシーは高速に入ってから140キロとかで疾走していたので、それこそスロットを見ているかのような、と言えば言い過ぎかも知れませんが、それにそこまで遠くないメーターの回り具合を見ることができました。
で、程なく仁川空港に到着。メーターを見ると48000ウォン(約6000円)でした。やっぱり安かったなぁ、と思いながら降りる準備をしていると、なにやら運転手と災氏が話しているようです。聞いてみると…
運転手「〜*2
災氏「왜요?*3
運転手「〜*4
災氏「〜*5
運転手「〜*6
…要は「왜요」しか聞き取れなかったんで須賀、ぼったくられましたよね、私達。災氏は妙に納得していましたがw

巻いて帰宅、巻いて試験勉強

空港ではみつおにロッテリアを買いに行かせて*7みんなで食べ、程なく帰りの大韓航空爆破事件に搭乗。するとまた腹痛…orzorzorzorzorzorzorzorzorzo(ry ベルト着用サインが消えた瞬間にトイレに駆け込みましたが、これぞ不幸中の幸いか、それでなんとか容態は落ち着き、機内での残りの時間を翌日の試験勉強に傾けることができましたww
そして成田に到着です。と言っても入国審査と税関を通過して、荷物を取って電車に乗るだけなんで須賀、税関で「どこに行ってたの?」と尋ねるのは普通のことなんですね、知りませんでしたwww
そこから彼女はJR、その他の面々は京成線を使って家路に着き、自宅に着いたときはもちろん一人だったわけで須賀、正直「終わったんだなぁ」とか「ついに着いた」とか「帰ってきてしまいました*8」といった類の感慨はあまりありませんでしたね。だって家に着いた20時間後に進級の可否を決める韓国語単位認定試験が開始されるんですからwww
こうして、愚か者の夜が更けていくのでした…
(糸冬)

ふろくとあとがき

これで終わるのもやっぱりなんなので、一緒に旅してくれた三人の感想と私自身のあとがきを添えておきますね。それをもって終わりということで。

同行者インタビュー@帰りの飛行機

設問は以下の四つです。
1)一番印象的だったもの(場所、人、ものetc...)は?
2)韓国でしたかったことはできましたか?
3)韓国のイメージは変わりましたか?
4)何か一言あれば…

  • 災氏

1)伝統芸能プリマドンナ(笑)
2)かなりの部分。ナンパ以外w
3)まぁ、こんなもんでしょう。
4)お前らと来れてよかったよ。
…やっぱりお前( ・∀・)< エロいな

  • みつお

1)板門店の観光地化
2)いろんな経験ができた。
3)日本文化が意外と流入していることがわかった
4)今の語学力では会話は全くできないし、あいさつや買い物くらいなら日本語・英語・ジェスチャーで通じるとわかった。災くんありがとう。
…確かに、さすがにもうちょっと会話できると思ったよね。でもあなたわりといけてたじゃんww

  • 彼女

1)成功時代*9のおばちゃん
2)アカスリとサウナと食べまくりができて満足です。でもカジノに行けなかったのが心残り。
3)お菓子とかのパクリが有名だったけど、パクリものがあまりにありすぎて、韓国ではパクリってそんなに悪いことだと思われてないのかなあと思った。
4)安いところでは韓国語以外通じないから、しゃべれる人がいて本当に助かりました☆
…3)は確かにそうだよね。機会があったら聞いてみたい。

あとがき

…いかがでしたでしょうか? 冗長? まぁそうでしょうね、自分でも書きながらそう思ったしwww やっぱり韓国ってそこまで珍しい所でも、行きにくいところでもないので何にアクセントを置くかには苦労しましたし、実際どこに置いたかと言われれば答えに窮してしまいそうですorz
ただこの旅は初めに言った通り、韓国のナショナリズムを見、そして体感する旅でもありました。その中にはやはり、日本人として、いや排他的なナショナリズムに反感を覚える一人間として、辟易せざるを得ないものも多かったですし、日本に対して「祖国解放」のため闘った韓国の「防衛的な」ナショナリズムの強さも実感させられた気がします。確かに「反共」という軸を失いつつある韓国において「反日」が強調されるのも、ある意味自然なことなのかもしれません。しかしそうであるからこそ、今までの「反共」「反日」を両輪とした韓国政府のスタンスや歴史観を総合的に見直し、そこにオルタナティヴを示していくチャンスでもあると思いますし、そうなることを願っています。もちろん日本側も、今の良好とは言いにくい日韓関係の原因を韓国の国内的な要因だけに求めるべきではないでしょう。問題はあります。でも、隣国なんです。それも日朝などとは大きく違い、経済的にも文化的にも相互依存が大きい。その状態云々以前に地政学的に近いんです。少なくともそこからは逃げられません。お互いがお互いをそういう相手なんだと認識し、過去から目をそらすという意味ではなく今ある問題を少しずつ一つずつほぐしていこうという意味において、未来志向の日韓関係が構築されていくことを期待します。
…とまぁこんなふうに韓国を、あるいはそのナショナリズムを見てきたよ、というのが今回の旅行における私の大きな収穫だったわけで須賀、私が得たものはそれだけではない気がします。それらを見て、私はどう感じるのか。何を考え、どう変わっていくのか。昨年の12月、あるシンポジウムで森達也さんが言っていた、「(自分が直面した)事実によって自分がどう思い、変わり、それを自分がどう表現していくかに興味がある」という言葉、それを聞いたときにも共感するところが多かったんで須賀、その意味を再び噛み締めることができた気がします。韓国に行って、そのナショナリズムを垣間見て、そして板門店で文字通り(?)煩悶して(藁)… そうした中で沸き起こった気持ちを忘れずに、大事にしながら、またいろんな体験をしていければなぁと思っています。きっとその中で、今の時点では説明できなかったこと、あるいは気付きもしなかったことが見えてくることもあるのではないでしょうか。
最後になりま須賀、災氏、みつお、彼女*10、本当にありがとう。災氏ではないけど「お前らと来れてよかったよ」www そして旅行中にお世話になった皆さんや、ここまで読んでくださった奇特な方(藁)にもお礼を申し上げながら、韓国旅行記、終わりにしたいと思いますノシ
P.S 何度かリンクを張っておきましたが、一緒に旅行をしたみつおがhttp://blog.livedoor.jp/undertaken/旅行記を書いています。ぶっちゃけ私ここも参考にしながら書いたので全く別個の視点で、とはいかないでしょうが、(ほぼ)同じ旅行を違った角度から見て、私の駄文を相対化するには十分な質・量が整っているのではないかと思いますので興味のある方は是非。

*1:みつおの辛ラーメンの残り汁&みつおと一気したプデチゲの汁…って、あ、コイツのせいだwww

*2:なんと言ったかは分からないが後から聞いたところによると、65000ウォンを要求したらしい

*3:韓国語で「なんで?」

*4:なんと言ったかは聞き取れなかったが後から聞いたところによると、ソウルに帰るには有料の高速を使うしかないから高速代は往復よこせと要求したらしい

*5:なんと言ったかはもはや聞く気がなかったが後から聞いたところによると、60000ウォンにまけろと言ったらしい

*6:なんと言ったかよりも自分の荷物を降ろすことに興味があったのだが後から聞いたところによると、60000ウォンでいいと言ったらしい

*7:みつおウル

*8:by 久米宏

*9:飲み屋の名前です

*10:って日本語おかしいけどwww